~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

食はいのち

2013-10-12 23:40:57 | 日記
テレビで、是枝監督と姜尚中さん対談の番組がありました。

「家族」を撮る是枝監督と「家族」を書く姜尚中さん

家族とはなんであろう…

山田洋二監督が描く「寅さん」は、根なし草のようであっても

帰る場所を持った人です。

その帰る場所が、いつでも寅さんを迎え入れる人達の温かさが

観ている私たち心を、ぽっと温かくしてくれました。

是枝監督は、帰って行く場所のない人間を描いているそうです。

寅さんのような人物が、生きていけた昭和という時代と違い

今は、帰る場所を持たない人が多くを占めているように

思います。

寅さんの世界が描く家族は、現実とは遠く離れたものになって

きています。

昔の大家族と違い、核家族の中での子育ての難しさ…

すべてを家族に押し付けるのは、家族を追い込んで行くことに

繋がります。

家族のあり方が、多様になっていく時にきているのかも

しれません。

でも、どんな時代が訪れようとも、「食」を中心に置いて

その「食」を大切にしていけば、間違ったことには

ならないと、私は信じています。

人は食べないと生きていけないのですから…

生きることを支えているのが「食」そのものなのですから

初女先生の「食はいのち」が、今私たちに問われているのだと

思います。

初女先生が「食べることをちゃんとしていると、人は帰って

来るの」と言われていたことを思い出しました。

家族という枠を超え、「食」によって繋がっていける!

そんな時代でもあるのかもしれません。







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