~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

一生もの

2013-12-05 23:24:39 | 日記
今日は書展、「明日展」のオープニングでした。

「母」と「創」を出しましたが、まだまだです。

息子の名前を書きたい思って始めた書ですが、「創」も「母」も

難しくて、書き続けなければと思いました。

でも、習字が大嫌いだった私を「書」の世界に誘ってくれたのは

創です。

初女先生との出会いを与えてくれたのも創です。

不思議です。創は亡くなってもういないのに、私に一生ものの

大切なものを与えてくれているのです。

そして、私を支え続けてくれています。

こうしてみると、死とは一生の別れなどと考えてしまうことは

あまりに単純な気がします。

私と創との関係は、息子が生きていた時よりのずっと

深い処で繋がっている気がします。

息子が与えてくれたものに支えられ、私は幸せを感じ

生きています。

これが息子と共に生きているということなのかも

しれません。

姿かたちを追い求めると、いないという現実に

心が奪われ、悲しみに引きずられてしまいますが、

見えない事がいないことではないってこと…

書の先生が、私の「創」と「母」を見て、

「創君がお母さんを支えてくれているのね。」と

言われました。

そして、「創君が笑っているような作品ね」と…

その言葉を聞いたら、涙が出ちゃいました。

「母」と「創」は一生ものの課題です。

でも、こうやって書きながら息子を身近に感じて

それもまた幸せの時間です。

ボクネンさんが「幸せの方が一杯あるんだよ。」と

言っていたことが、本当だと心から思えました。



コメント (2)
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