私は、若い人に「脳はあまりお利口でないから、そんなに頼りに
しないほうがいいですよ。」と、言ってちょっと驚かれたことが
あります。
考えることは、自分の頭の範疇の中でしか考えられない
ので、たいしたことがないと私は思っています。
自分自身、若い時は無茶苦茶考える方でしたが…
東大医学部の教授である、矢作直樹さんが、同じような
ことを言ってました。
『ものを考えるのも脳だと錯覚しているけれど、実は
本来の魂が考える力のほうが、はるかに鋭いものなのです。
直感は働かせられる人はほとんどいないから、
それはしょうがないとしても、今は五感が働いてない
ですからね。』と、憂いていました。
子どもが授かり親になった時、多くの人が頭の良い子に
育てたいと思い、そんなレールを引いたと思いますが、
頭は、学習能力に対応できても、人生の岐路に
立った時の選択とかには、まったく力を発揮しません。
肝心な事は、脳には任せられないということです。
子供を亡くした時、私の脳は一つも働かず、それから
脳をあてにしなくなり、直感を頼りにするようになったの
です。
東大の教授も脳はたいしたことがないと、言って
いるのには、ちょっと驚きましたが…
「魂は、私たちの脳に、真実の世界をなんとか見せようと
働き掛けている」と、ランディさんは言っています。
初女先生が「心を自由にして、自然に任せましょ」と
言われるのも、頭を頼りにするなということで
しょうか…