昨日のブログに頂いたコメントを読み、ここまでの
自分の道のりを思い返していました。
息子を探して、福井県の仏国寺というお寺の
老師様を訪ねて、「うちの子はどこにいるんですか」
と、必死な思いで尋ねると、「息子さんは、
お母さんといつも一緒にいますよ」と、
静かに言われ、息子の姿を追い求めていた私は、
どこにいるの?私には見えないと、底なし沼の
ような苦しみの中でもがき、疲れ果てていました。
ただ、いつか息子に会えた時に、「母さん悲しくて
悲しくて、ものすごく苦しかったけれど
頑張って生きて来たよ!」と言いたいという
思いは、心のどこかにありました。
だから、苦しみ悲しみを抱えても前を向いて
歩いている人に会いたいと思い、願い続けて
いたのです。
そして、佐藤初女さんとの出会いが与えられ
たのです。
最初にお会いした時、「あなたとは普通の
ご縁じゃないわね」と、初女さんに言われ
ましたが、その意味も分かりませんでした。
亡き息子が結んでくれたご縁を、初女さんは
感じとっていたのでしょうね…
初女さんの言葉が、静かに心に降りて来ます。
『もっとも尊いのは
かけがえのない大切なものをさし出す心
自分にとってかけがえのないものを与えた時
神さまは必ずそれ以上のもので
私たちを満たしてくださいます。
佐藤 初女 』