新聞の投稿の「卒母って何でしょう?」という
文字が目に飛び込んで来ました。
その方は、61歳の息子さんが病気になり入退院を
繰り返す度に、片道1時間かけて病院に通い続けた
そうですが、先月息子さんが旅立ち
まわりから心配され「これからは
自分の人生を楽しみなさい」と言われるが
今は親心で一杯で、卒母なんて不可能だと思い
ます。そうですよね!
母親は永遠に母親なのだから…
どこかで息子の声を聞きながら、卒母できない
老母で生きます、しっかりと。
と、書いてありました。
読み終わった時、初女さんが息子さんのミサで
涙しているお姿が思い出されました。
そこに映っていたのは、母親の初女さんでした。
沢山の人の悲しみや苦しみに寄り添って来た
初女さんの深くにある悲しみを見た気が
しました。
初女さんがいらしたら「卒母」について何と
言われるでしょうか…
ちょっと悲しい目をして「そういう言葉が
生まれているのですか」と言われ
「母の心は永遠なのに…」と呟かれるかも…