ジェイミー・ワイエス、20世紀アメリカ、コンテンポラリー・リアリズム。
これは本物の男だが、最も悲劇的な例である。大勢の馬鹿の霊にバックから激しく攻撃され、あらゆる邪魔をされたため、人格が激変してしまったのだ。本来この男は禁欲的な正しい男なのだが、性的欲望を我慢できない黒い男に変えられてしまったのだ。功績は大きいが、この男が悲劇的に死んでしまったため、これよりのち、こういう大きな男が人間としてこの世界に生まれてくることができなくなった。生まれてくれば必ずこういう目にあうからだ。そしてこの世界に生きる男はほとんどが馬鹿ばかりになった。人類の救済をかける究極の難の時代において、男はほとんど何もできなくなったのだ。