熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

世界遺産のテルチとトゥシェビーチを訪問

2017-06-25 14:12:26 | 海外自転車旅
漸くPCでWiFiが使える状態になったので一昨日から昨日にかけて訪問した町について簡単に。

一昨日訪れたテルチ(Telc)は、人口6千万人弱の小さな町で、中心のザハリアーシュ広場を取り囲むパステルカラーに彩られた建物が並ぶ、美しい町。

16世紀に領主ザハリアーシュのもとで発展した当時のままの姿が保たれているとのことで、世界遺産に登録されています。




広場の中心に建つ、「聖母マリアの柱像」
18世紀初めに大流行したペストの終焉を記念するもの。


旧市街は3つの池に取り囲まれていて、水辺の光景も綺麗な場所です。


聖ヤコブ教会の塔からは町を一望


続いて、昨日訪れたトゥシェビーチ(Trebic)は、チェコで最大のユダヤ人地区が残されており、ユダヤ教徒が迫害された時代、ここでは、キリスト教徒とユダヤ教徒が共存する社会が築かれたそうです。
「ユダヤ人街と聖プロコピウス聖堂」は、世界遺産に登録されています。

ユダヤ人が住んでいた町の一角。
何の変哲もない町並みですが。


約3000の墓が立つユダヤ人墓地。


聖プロコピウス聖堂
1230年に建造された後、15世紀以降の戦いで破壊されたものの、17~18世紀にかけてゴシック様式の建物として再建されたもので、風格を感じさせる建物です。


高台からの眺め


昨日はテルチからトゥシェビーチまで約40キロほど走行。
相変わらずの光景ですが、広大な景色を眺めながらの走りはいいものです。


途中で通行止め。自転車なので何とか通過しましたが、道路工事が多いようです。





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チェコは鉄道移動も一苦労

2017-06-24 21:27:32 | 海外自転車旅
昨日はチェスケー・ブディヨヴィツェから東に90キロの町、テルチに移動しましたが、当初自転車移動の予定が、未明から断続的な雨、長い割には見所無し。

というわけで急遽鉄道移動に変更したものの、所要時間2時間40分のところが着いてみると1時間も遅れて3時間40分も掛かる始末。

事故があった様子もなく、原因はどうも遅れてくる接続車両との時間調整など。周囲の客は気にする様子は無し。
チェコの鉄道ではよくある事なのでしょう。

遅れもさることながら、苦労させられるのは、自転車の積み下ろし。
見るからに古そうな車両は床が高く、プラットフォームとの段差は40cm以上あって狭いドアからの出し入れは大変。一歩間違えば怪我の元。

昨日の乗換駅は、おまけにプラットフォームが無いときて段差は1m以上、自転車を携えての鉄道移動するにしても、それなりに力が必要です。


更に、待ち受けているのは連絡通路の階段。
エレベーターがあっても、自転車が載せられる大きさのエレベーターは皆無。結局、荷物を降ろしてピストン輸送。乗り換え時間が短い時は大変です。


今日は、テルチから40キロほど東の町、トウシェビーチにやって来ましたが、昨日の宿以来WIFIがお粗末でスマホがやっと使える程度、パソコンは完全に使用不能。
これもチェコの現状かと、愚痴っぽくなってきます。


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世界遺産の美しい町、チェスキークルムロフ

2017-06-23 00:16:36 | 海外自転車旅
今日は、チェスキー・ブディェヨヴィツェに連泊して、チェスキー・クルムロフ(Cesky Krumlov)まで日帰り観光して来ました。

町の起源は、城が建設された13世紀まで遡り、16世紀にかけて繁栄を遂げルネッサンス都市として今の姿が完成したそうですが、その後近代化から取り残され、繁栄した当時の街並みがそのまま残る町として、世界文化遺産に登録されている人口約1万3千人の小さな町です。

町のキャッチコピーは、「世界で一番美しい町」だそうですが、何を基準に”世界一”と称するのか、甚だ疑問に感じるところです。

チェスキークルムロフまでは、滞在しているチェスキー・ブディェヨヴィツェから南西に約30キロ。電車で1時間弱、料金260円。チェコの鉄道運賃は、日本の半額程度と安いです。

駅から歩くこと15分ほどで旧市街の入り口、ブディェヨヴィツェ門に到着。


チェスキークルムロフ城を抜けて少し先にある、この町一番のビューポイントへ。
この展望台からは、蛇行するヴルタヴァ川に沿ってチェスキークルムロフ城や街並み、聖ヴィート教会など1枚の写真に収めることができ、一番人気の撮影スポットになっています。




今まで見て来た旧市街の光景と比べると、チェスキークルムロフの街並みは一ヵ所に全てが凝縮されていて、他ではなかなかお目にかかれない光景です。

中国人の団体により展望台は占拠状態。
団体が居なくなったと思ったら、また次の団体。本当に中国人観光客は多いです。


遠くから眺めると立体的な装飾で施された城の壁のようですが、これ全てだまし絵。
確立された一つの装飾技術だそうです。


間近に見ても、依然として立体的に感じます。


城の通路を支える橋脚。


城の塔に上がるとこのようなパノラマが広がっているようです。(ネットから引用)
疲れるの上がりませんでしたが、この光景を拝めるのなら無理しても上る価値はありそうです。


別の展望台にて。


ヴルタヴァ川では、城を眺めながらのラフティングが人気のようです。


3時間ほどチェスキークルムロフの散策を楽しんだ後は、再びチェスキー・ブディェヨヴィツェ
へ。
夏休みが始まっているのか、駅構内には若者の姿が目立ちます。


3泊したチェスキー・ブディェヨヴィツェは今日が最後、明日は移動の日です。




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チェスケー・ブジェヨヴィツェ周辺をサイクリング

2017-06-22 01:03:02 | 日常の出来事・雑感
今日は、チェスケー・ブジェヨヴィツェ(Ceske Budejovice)に連泊して周辺のサイクリングコースを中心に、世界遺産の町、ホラショヴィツェ(Holasovice)~フルボカー(Hluboka)と50キロほどボタリング。

チェスケー・ブジェヨヴィツェは、13世紀に建設された王立都市で、その後交通の要所として発展した南ボヘミア州最大の町で人口約9万3千人。
中心部から20分も走ると交通量は少なく、のどかな風景が広がるサイクリングにはうってつけの町です。




宿を発って1時間ほどで小さな村ホラショヴィツェに到着。
南ボヘミア風バロック様式という、この地方特有の建物が残っているとして1998年に世界遺産に登録された村で、パステルカラーに彩られた壁と、丸みを帯びた切妻屋根を持つ家々などが並ぶ美しい村です。




陶器を売る土産物店


村の小さな礼拝堂


ホラショヴィツェからフルボカーに至るコース沿いでは点在する湖や池、大草原の景色を堪能。


ホラショヴィツェから約20キロ、フルボカーに到着。


町の高台に建つ、イギリスのウインザー城をモデルに造られた「フルボカー城」
チェコで最も美しい城館と称えられているそうです。




因みに、昨日のターボルからチェスケー・ブジェヨヴィツェまで幹線道路約60キロの内、20キロ近くは工事区間、車線規制で狭くなった道路が続き、後ろから迫って来るトレーラーやバスをやり過ごすのに緊張の連続でした。
作業員や作業車両はまばら、この調子では何時完成するのやら。


チェスケー・ブジェヨヴィツェの旧市街中心部、プシェミスル・オタカル2世広場。
1辺133mの正方形、様々な様式の美しい建物が取り囲んでいます。


ひときわ目を引く市庁舎


広場の中心に立つ18世紀に制作された「サムソンの噴水」


川沿いの光景。


この町周辺には、世界遺産として今日訪れたホラショヴィツェの他にチェスキー・クルムノフ(Cesky Krumlov)という町もあり、観光拠点としての賑わいも感じさせる町です。


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海外で携帯の必要性を痛感した出来事

2017-06-21 02:33:48 | 海外自転車旅
当初、海外に着いてからフリーSIMを購入、携帯、特にオンラインでネットが使えるようにするつもりでいたものの、SIM設定が現地語表示では無理だと思い断念。

それでも、GPS機能を使ったmaps.meやキャンプ場検索サイトのお陰で、オフラインでも全く困らずに旅を続けて来ましたが、今日は携帯が使えない不便さを実感しました。

今晩から宿泊予約を入れているチェスケー・ブジェヨヴィツェという町にあるアパートオーナーと、事前にメールで5時に到着する旨伝えていたにも関わらず、5時半を過ぎても現れません。
個人経営のペンションやアパートは、オーナーが別の場所に住んでいて、特定の時間帯や事前に取り決めた時間でないと、受付が閉まっているケースが多いようです。

電話は使えないので、オーナーと連絡することは不可能。
6時近くになろうとしているし、どうしたものか途方に暮れていたところに救世主登場です。

向かいのマンションに住む知人を訪ねて来たチェコ人の若夫婦の内、奥さんが流ちょうではないものの、英語が通じます。チェコでは、なかなか英語が通じないのに幸運です。
早速、事情を説明し彼女の携帯でオーナーに電話をして貰い、無事オーナーと会うことが出来ました。

何とこの建物の別室で何やら作業をしていたようで、着いたら電話をして来るとでも思っていたようです。
昼間連絡手段が無いことは、メールで伝えていたにも関わらず。

英語が通じる親切なチェコ人が現れなかったら、他の宿に泊まっていたところ。そして後日キャンセル料を巡ってひと悶着と最悪のケースでした。
海外で電話が使えないと、万一の時大変です。

因みに、苦労の末滞在することになった室内。
簡易キッチン付きスツーディオ、一泊33ユーロ。


なかなか快適なワンルームマンションといったところです。

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