一昨日、和歌山市に築地通り(国道24号・26号)から車で入ってまず気になったのが
アーケードの文字『ぶらくり丁』。
本町通り、ぶらくり丁、中ぶらくり丁、東ぶらくり丁、ぶらくり丁大通り、北ぶらくり丁の6商店
街の総称を『ぶらくり丁』というのらしい。
和歌山城丸の内と城下を結ぶ京橋から北に延びる大手通りに沿って町が形成され、南北に
幅3間(約5.4m)、東西の横丁に幅2間(約3.6m)に延びる通りであったという。
1830年(天保元年)に、この一帯が大火により焼失した後に、町大年寄和田九内正主が
横丁で商売することを願い出たのを機に食料品や衣料品等を扱う商人が集まってきたのが
商店街の始まりだそうだ。
間口の狭い店が多かったため、その商人たちが商品をぶらくって(吊り下げての意)軒先を
飾っていたのがぶらくり丁という名前の由来であると言われているほか、「ぶらぶら歩く」が
由来との説もあるらしい。
以来、和歌山城城下町の一部を形成し、紀州藩を代表する繁華街、歓楽街として栄華を極めていたのだそうだが、どうも此処も衰退をたどっているらしい。
大阪で言うと天神橋筋商店街のような位置づけだったのだろうけど、商店街ファンとしては
とても残念なことだ。
今度時間ができたらブラクッてみたいと思っています。
さてさてそれからお堀にあたる和歌山川を越えて三木町から南に屋形通りを三年坂通り、
寺町通りと城下町らしい名称の通りをクロスして先に「じゃんじゃん横丁」という一角で
先日のライブが開催された。
大阪・新世界のカタカナの「ジャンジャン横丁」を御存知の方は多いと思います。
ここは古びた、ほんま言うたら崩れかけみたいに見える二階建てのビルを取り巻いた
路地の両傍に小っちゃい店の集まりで、めっちゃ昭和臭い、レトロというにはきちゃな(汚)
過ぎるビルなんだけどなんとなくホッと懐かしさと安堵感の湧くスポットでした。