くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

見頃は9月末まで続く見込み。

2017年09月21日 22時57分41秒 | 奈良学

毎年見に寄っているホテイアオイ

奈良市の西ノ京に在る薬師寺が平城京の時に移された前進となるお寺、本薬師寺(もとや
くしじ)というのが橿原市の城殿(きどの)町にありました

天武(てんむ)天皇が後の持統(じとう)天皇である皇后の病気平癒のため祈願して、天武9年(680年)に薬師如来を本尊とする寺として建立されました。
完成しないうちに天武天皇が崩御したので、持統天皇がその遺志を継いで完成させました。
現在は小堂が建っているばかりですが、前庭にあたる跡地には金堂の礎石や東西両塔の上壇、塔の心礎などが残されています。
それで本薬師寺跡(もとやくしじあと)と呼ばれています。
平城遷都に伴って寺は伽藍ともども西の京へ移築されたと言われていましたが、どうも
本当は別々に造られたという説が有力なのだそうです。

その本薬師寺跡周囲にある1.4ヘクタールの水田には、毎年7月初旬に約14,000株が植え
つけられ、最盛期には約400,000株の美しい紫色の花が水田一面に広がります。

株の植え付けには7月4日、「畝傍北(うねびきた)小学校」の2年生の生徒さんが
協力したようです。

まだ蓮の花が少し残っていて、その向こうにやや頭を垂れかけた稲穂もあります。

何とも言えない淡い紫が優しい雰囲気を漂わせています。

彼岸花との色のコントラストも趣があります。

向こうにキバナコスモスなんかも風に揺られて、色のハーモニーを見ることが出来ました。