ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

僕と僕

2018年04月10日 | 日記

 とにかく写真を撮られるのが嫌いで、特に20代の写真は一枚もないと思っていた。

ところが先日「LOVE IN VAIN」を書いた際、データの確認のためロバート・ジョンソンの薄い伝記本を開いたところ、写真が一枚出てきた。

これは、、横浜元町にあったライブハウス、シェルガーデンまでルースターズのライブを観に行った夜のものだ。

バディ・ホリー気取りの太い黒縁メガネ。

衿にバラ、胸にインディアンガールの刺繍が入ったインディゴブルーのビギのシャツにハリウッドランチマーケットの赤い大判のスカーフを巻いている。

チノパンツに細いウエスタンベルト、ベンチに座っているので足元は見えないが、確か高校時代に買ったホワイトバックス(白いバックスキンの靴)を合わせていると思う。

脇にピンク色のレコード袋を抱えている。

どこのお店のものだろう?

隣にいる女の子は、福島からロック・フォトグラファーを目指して出てきたライブ友達のFさんだ。

従姉が有名な芸能レポーターで、いつも対抗心を燃やしていたっけ。

フラッシュを浴びながらも僕は屈託のない笑顔を浮かべている。

ちょっと憎らしくなって、僕は写真の中の33年前の僕を指ではじいた。

 

コメント
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