平成30年度 市内中学校・市内介護サービス事業所連携事業(担い手育成事業) 報告書
実施主体 K市・福法組
日時 平成30年 6月 1日(金) 午後1時25分から午後3時15分まで
会場 J中学校 体育館
担当法人 NPO法人なごやか
参加者 W居宅管理者 KCM OCM M管理者 K事務主任 ICM(報告者)
対象 J中学校3学年62名
内容
①認知症クイズ 13:35~14:35
3名の講師が二択問題と〇×問題を出題し、解答・解説を行った。視線の置き所があった方が良いと考え、ホワイトボードへ認知症の中核症状と周辺症状を図で表した模造紙を1枚、認知症を予防するための項目を記載した模造紙を1枚、計2枚を貼り出した。
各講師が準備した資料もあり、耳で聞いて、目で確認して、なおかつクイズ形式(参加型)であったことから、集中力を欠かない工夫ができた。貼り出した模造紙を熱心に書き写す生徒の姿が多く見られた。
②認知症劇×2 15:45~15:10
1、ごはん、まだだべが?
役者) おじいさん(伝助)・・・ICM
お嫁さん(たか子)・・・K事務主任
孫 ・・・生徒
悪い例を実演後、M管理者が生徒たちから意見を聞き出し、それらの意見を積極的に劇に反映させながら良い対応例を実演した。
2、家に帰ります。
役者) おばあさん(トメコ)・・・W居宅管理者
お嫁さん(ひろみ) ・・・KCM
孫(ゆき) ・・・OCM
近所の男性 ・・・K教諭
・事前にK教諭が劇に参加したい生徒を決めておいてくださり、そこはスムーズに進められたが、当人が緊張ぎみで困った様子であったため、認知症であるはずのおじいさんが気を使うシーンがみなの笑いを誘った。
・前年度と同じシナリオにも関わらず、今回もアドリブがきいた楽しい劇が繰り広げられた。
まとめ 初めて参加したM管理者は同校PTAということで、和気あいあいとした雰囲気のなか、昨年度以上の大成功であった。 生徒たちは意欲的にメモをとり、認知症についての理解を深めようとする姿勢がすばらしいと感じた。劇においても積極的に参加し、大変盛り上がった2時間であった。講義前には、福祉の仕事に携わりたいとの希望があった生徒は1名であったが、講義後には、3名の生徒が福祉の仕事に興味を抱いたとの結果であった。
その他 終了後は、校長室で改めて本担い手育成事業の必要性をお伝えすることができた。また、校長先生をはじめ、先生方との関係性も良好に築くことができていると感じている。
なお、校長先生は当法人の理事長と高校時代、同級だったそうである。
次回の開催は、来年度予定となる。