ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

運営推進会議

2018年07月12日 | なごやか

○毎回お話していますが、今日は今年度第一回目の開催で、新しい委員さんもお越し頂いていることから、改めてご説明しますと、グループホームや小規模多機能型ホーム、小規模デイサービスは地域密着型サービスと分類され、市の管轄になっています。これらの事業所は、この運営推進会議を概ね年6回、2カ月に1度開くことが介護保険法の中で義務付けられています。それを順当にクリアすることにより、外部評価が2年に1回に軽減されたり、地域の皆さんへ情報発信して行く場や、社会貢献の一助としての役割を持ちます。今年4月の制度改正で施設合同での開催が制限されて年に3回までとなり、あとは単独で開催することになりました。のちほどスケジュール表を配布いたしますが、できる範囲でご出席いただければと思います。                    

○グループホームに関して大きく改正があったのは、身体拘束や虐待防止について、世の中にそういった事例が多いせいか、身体拘束適正化の検討委員会を設置し、本会議等で取り組み状況を説明することが義務付けられました。取り組み状況についてものちほど各管理者から説明差し上げます。                 

○NPO法人なごやか、当法人はなかなか全容が分かりづらいところがありますが、どのようなサービスを提供しているか、どの位の職員がいるか、今週5月24日付の南三陸新聞の福祉・介護法人特集広告に事業所の一覧を載せていますのでご高覧ください。現在、関連三法人で事業所は18か所、職員180余名、お隣のI市S町から本市の範囲で事業展開しています。                        

○先週、面接・採用した職員が偶然、7年前の震災時に自分と同じ場所で被災した方で、他法人の元管理者でした。あれ以降、上がったり下がったり、いろいろあり7年経った今でも、自分は基本的に惨めな気持ちだと話したところ、相手も同様ですとの返答があり、ではこれからお互いに気分を上向かせて行きましょうと話し合っています。何年経っても震災の傷は癒えないものだと思いますし、法人のサイズが大きくなっても、そういった方々を丁寧に支援して行きたいと考えています。 (井浦理事長)          

 

【質疑応答】

○小規模多機能ホームとグループホームの違いは何か。(行政区長O様)                         

→グループホームジョバンニとグループホームカムパネルラはそこに住まいを有する利用者様が、9名という少人数で共同生活している。それぞれ9名という定員で、別々の施設であるが隣接して建っていることと名前が似ていることから同一施設と思われることも多い。小規模多機能ホームカムパネルラは泊まりや訪問、通いを組み合わせた利用ができる施設となっている。(E管理者)                 

→グループホームジョバンニは元々、隣町にあった。津波で流され、こちらに隣接して再建した。ジョバンニ、ジョバンニ岩手、カムパネルラ、カムパネルラ岩手というように1つの地区に1つずつ建てたものが、現在ではこのように増えたため紛らわしくなっている。

小規模多機能ホームは隣市が進んでいて、10以上の施設がある。当法人も2施設運営しているが、本市ではこの小規模多機能ホームカムパネルラだけとなっている。この施設を適正に運営させて行かないと、後に続く方々が参入しにくくなる。現在はE管理者と模索しながら進めているが、今後他法人の方が参入しどのように運営していくのかを楽しみにしている。 (井浦理事長)                 

〇グループホームの定員が9名で職員が9名なら、ほぼマンツーマンでの対応となるのか。(近隣O様)                  

→職員はシフト制で、利用者3名に対し職員1名の運営基準がある。定員9名なので日中は介護職員が3名で対応している。ここはケアマネジャーや調理員が別にいる日もあり、3~4名以上と基準より少し多めの職員で支援にあたっている。                 

自分は見学が好きで、これまで他施設を数多く見学してきた。やはり法人なりなので解釈も様々だ。当初は若い管理者を使っている所はなかった。隣市で20代の優秀な若い管理者を配置したところ、若過ぎると言われたりといろいろなことがあった。それが今ではスタンダードになっており、信じてやり続けることが大切だと思っている。 (井浦理事長)      

〇今朝もテレビで介護職員が減り危機的な状況と報道されていた。各管理者の話で職員が確保されている状況や合同入職式への出席など、市としても市地域包括支援センターでも課題である地元の介護人材の確保をきちんと行なっていることが分かった。人材育成にも力を入れ取り組んでいるようなので、今後も続けて頂きたい。(市地域包括O様)                  

→人材育成については、早くから職員へ一つでも二つでもいいから、上の資格を取るよう話していた。今年も社会福祉士試験に臨む職員がいるし、本市には2名しかいない認知症介護指導者の研修へ1名派遣を予定している。認知症キャラバンメイト養成研修は今年度も数名受講させたいと考えている。

また、一般職員がいないと事業所は回して行けない。本日、高校の新卒就職説明会があり、24日には合同説明会がある。その中でアピールして行く。それから、UターンやⅠターンの方が入って来ている。そのような方は新しいスタイルや違うセンスを法人にもたらしてくれる。いろいろ教わりたい。法人のイメージを上げて行かないと入職していただけないと思っている。                           

さらに中学校とのマッチング事業というのがあり、J中学校での福祉講座を予定している。職員にPTAのお母さんたちもいる。お母さんやOGが働く姿を見てもらう。全てのエネルギーを使って10年後の職員を確保して行くのが、これからの我々のやるべきことだと思っている。                 

当法人が幸いだったのは、始めたときに20代や30代前半の職員が多かった。その職員が10年経っても30代半ばから40代前半でたくさん残っている。既存の事業所は30代、40代が多かったのでその職員が40代、50代となり退職に向かっている。若い職員を採用しておいて幸いだった。若年層を集めて行かないといけないなと思う。 (井浦理事長)

〇お願いばかりで恐縮ですが、その分ホームを使って頂きたい。今は満床になっていて、ご利用は難しいが是非ご相談頂きたい。近所のおじいちゃん、おばあちゃんが一人暮らしで火の元が危ないけど大丈夫か等といった話がありましたら、ホームに相談にして頂ければケアマネジャーの派遣やこのようなサービスがありますといった提案を懇切丁寧に行ない、他法人のサービスであっても、ご紹介して行きたいと考えている。当地区になごやか事業所が3つある。なごやかに頼めば何とかなると安心して頂けるようになればと思う。是非、相談でも何でも良いので当法人施設を使って頂きたい。 (井浦理事長)                               

コメント
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