
今日はスコラと、バーゼル音楽院(この二つは併設されています)の学生コンサートがなぜか目白押しです。
3時から日本人ギタリストのHさんのコンサートを聴きました。プログラムはバッハ、ソル、細川、武満、ウォルトン、ドナトーニの作品でした。彼女は現代作品にすごくいいセンスを持っているギタリストですが、今日のバッハもよかったです。バッハはBWV996のホ短調組曲でしたが、今村さんの所で何回かレッスンを受けたそうで、充分その成果が出ていたと思います。なぜか日本人ギタリストのバッハは不勉強な演奏が多くて、古楽器奏者の耳には聴くに堪えないものが多いんですが、彼女はその点しっかりした素養とセンスを感じさせました。他の日本人ギタリストの方ももっとがんばってほしいですね。
バッハを弾き終わったあともまだ少し顔がこわばっていましたが、(笑)ソルあたりからだんだんリラックスしてきました。ウォルトンの作品はソプラノとギターのためのAnon. in Loveという曲でしたが、曲の日本語訳を付けるために2週間くらい前に彼女が私のところに来たことがありました。歌詞の中にきわどいというかズバリのことばが出てくるので訳語に困っていました。いくつか訳語の候補をあげましたが、あまりズバリの日本語でもねぇーって感じで決定版は出ませんでした。最終的にそのことばの訳として、彼女は「僕の魂」ということばを使いました。(え、元の英語は何だったって?それはちょっとここでは書けません。(笑))うーん、ちょっと高級すぎる感じかなぁ。私的にはせめてカタカナを使って「僕のタマシイ」くらいはしたかったな。(笑)
それはさておき、全体としてとても音楽センスあふれるいいコンサートでした。武満、細川作品もすごくこなれていたし、ドナトーニのいわゆる70年代のアヴァンギャルド風作品もすごく魅力的に響いていました。日本での活躍が楽しみなギタリストですね。
3時から日本人ギタリストのHさんのコンサートを聴きました。プログラムはバッハ、ソル、細川、武満、ウォルトン、ドナトーニの作品でした。彼女は現代作品にすごくいいセンスを持っているギタリストですが、今日のバッハもよかったです。バッハはBWV996のホ短調組曲でしたが、今村さんの所で何回かレッスンを受けたそうで、充分その成果が出ていたと思います。なぜか日本人ギタリストのバッハは不勉強な演奏が多くて、古楽器奏者の耳には聴くに堪えないものが多いんですが、彼女はその点しっかりした素養とセンスを感じさせました。他の日本人ギタリストの方ももっとがんばってほしいですね。
バッハを弾き終わったあともまだ少し顔がこわばっていましたが、(笑)ソルあたりからだんだんリラックスしてきました。ウォルトンの作品はソプラノとギターのためのAnon. in Loveという曲でしたが、曲の日本語訳を付けるために2週間くらい前に彼女が私のところに来たことがありました。歌詞の中にきわどいというかズバリのことばが出てくるので訳語に困っていました。いくつか訳語の候補をあげましたが、あまりズバリの日本語でもねぇーって感じで決定版は出ませんでした。最終的にそのことばの訳として、彼女は「僕の魂」ということばを使いました。(え、元の英語は何だったって?それはちょっとここでは書けません。(笑))うーん、ちょっと高級すぎる感じかなぁ。私的にはせめてカタカナを使って「僕のタマシイ」くらいはしたかったな。(笑)
それはさておき、全体としてとても音楽センスあふれるいいコンサートでした。武満、細川作品もすごくこなれていたし、ドナトーニのいわゆる70年代のアヴァンギャルド風作品もすごく魅力的に響いていました。日本での活躍が楽しみなギタリストですね。
初めて投稿するのですが、
> なぜか日本人ギタリストのバッハは不勉強な演奏が多くて、古楽器奏者の耳には聴くに堪えないものが多いんですが、
の一文が気になってお聞きしたく投稿しました。
よく、解説やプロの方のエッセイにこういった表現があるのですが、自分が音楽を聴く上でどういった演奏が真のバッハ像に見合う演奏なのかいつも考えてしまいます。
自分のバッハ像の肥やしにしたいので、日本のアマゾンで手に入りやすい音源とかご紹介していただければうれしいのですが。
お手数をかけてしまうのは申し訳ないのでご無理ならしょうがないのですが・・・お手空きの時があればよろしくお願いします。
http://www.hopkinsonsmith.com/discography.asp
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00004SUM5/qid=1119470790/sr=8-4/ref=pd_bbs_ur_4/103-9556058-6635009?v=glance&s=classical&n=507846
もう一つのお薦めは、ナイジェル・ノースのBach on the Luteです。
http://www.cdconnection.com/bin/nph-search?target=nigel+north&source=adwords
これらは、チェンバロとかバロック・ヴァイオリンの奏者たちも聴いて演奏の参考にしています。
ホプキンソン・スミス、ナイジェル・ノースと両方視聴できましたのでちょっと得した気持ちです。とくにホプキンソン・スミスの方はまるまる一曲のmp3がありました。日本の音楽サイトと比べるとやけに太っ腹ですね。
私自身は実際のリュートの音は、はるか昔に一回ほど聞いただけなのでなんとも表現しづらいのですが、ナイジェル・ノースのほうがギターに近いモダンな響きのように感じました。(といっても全曲をとして聴いているわけではないので見当違いかもしれませんが)
ホプキンソン・スミスの音には惹かれるものがありました。
日本のアマゾンにてホプキンソン・スミスのBach: Sonatas & Partitas BWV 1001-1006がありましたのでこれから注文を入れようと思います。
ひととおり聞き終えたら感想など入れてみたいと思います。
どうもありがとうございました。
ある意味、当たっているかもしれませんね。
ホプキンソン・スミスの録音はガット弦を使っていますので、非常に深い味のある音色です。もっともライブではガット弦は使いませんけどね。来年4月に来日して日本各地で演奏することが決まっていますので、ぜひ一度お出かけになるといいと思います。