院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

私の愛読書(植物のふしぎ)

2012-01-18 17:46:10 | 読書
 小学校2年生のころ「植物のふしぎ」とか「動物のふしぎ」という本を親から与えられた。オールルビなので私にも読めた。親は私を読書の好きな子と思っていたらしく(事実そうだったが)、本はふんだんに与えられた。

 むろん「少年」などの漫画雑誌も楽しみにしていた。横山光輝の「レッドマスク」などを好んだ。漫画は親には歓迎されなかった。親は買ってくれなかったが、祖母が単行本の「鉄腕アトム」を買ってくれた。

 「動物のふしぎ」のほうは忘れてしまった。あまり面白くなかった。その代わり「植物のふしぎ」が格別に面白く、それこそ何度も読んだ。

 バオバブの木、オオオニバス、メタセコイヤなど、世界にはとんでもない植物があって、少年の夢は世界にはばたいた。印象深い植物に、スマトラ島に燭台こんにゃく即ちアラムリリーという世界最大の花があるという。何十年に一度開花するので、いまでも開花はニュースになる。

 同時に、こんにゃくはコンニャクイモから作ると知った。同じ部分に「こんにゃく問答」の逸話が載っていて、どういう意味か分からなかった。小学校高学年になって、ラジオの落語をよく聴くようになってから、「こんにゃく問答」の意味がやっと分かった。

 私は先代の三遊亭金馬や鈴々舎馬風を好んだ。三遊亭志ん生の発音は聞き取れなかったが、これはまた別の話。