先日亡くなった噺家の立川談志さんは、最近では最も上手い古典落語の噺家だった。得意の演目「芝浜」の最後の公演は、歴史に残る名演だとされている。それに対して、似顔絵画家の山藤章二さんは、「新劇じゃあるまいし、あんなに大げさに演ってどうする」と批判的だった。同感である。
(立川談志・芝浜)
とは言え、談志さんは名人の名に値すると思う。ただ、残念だったのは談志さんが、粋でなかったことだ。なぜ粋でなかったかというと、国会議員になったからである。生き方と芸とは関係がないようで、実はあるのである。
ビートたけしさんや、タモリさんは粋だから、頼まれたって国会議員になんかならないだろう。間違ってもバンダナなんて着けないはずだ。故談志さんのバンダナ姿を野暮ったいと思ったのは私だけではないだろう。
一方、大橋巨泉さんや西川きよしさんは、粋でないから国会議員になった。ここで言う粋であるとかないとかいうのは、曰く言いがたいが、分かる人には一発で分かるはずである。(分からない人には永遠に分からない)。
そのまんま東さん(東国原さん)や故青島幸夫さんは、粋であるとかないとかさえ、論じるに値しない。
(参考)「私の落語遍歴」
(立川談志・芝浜)
とは言え、談志さんは名人の名に値すると思う。ただ、残念だったのは談志さんが、粋でなかったことだ。なぜ粋でなかったかというと、国会議員になったからである。生き方と芸とは関係がないようで、実はあるのである。
ビートたけしさんや、タモリさんは粋だから、頼まれたって国会議員になんかならないだろう。間違ってもバンダナなんて着けないはずだ。故談志さんのバンダナ姿を野暮ったいと思ったのは私だけではないだろう。
一方、大橋巨泉さんや西川きよしさんは、粋でないから国会議員になった。ここで言う粋であるとかないとかいうのは、曰く言いがたいが、分かる人には一発で分かるはずである。(分からない人には永遠に分からない)。
そのまんま東さん(東国原さん)や故青島幸夫さんは、粋であるとかないとかさえ、論じるに値しない。
(参考)「私の落語遍歴」