(鰻の蒲焼。ウィキペディアより引用。)
名古屋の大学から浜松の赴任になって少しい喜んだ。当時、浜松は日本一のウナギの養殖地だったからだ。しゅっちゅうウナギの蒲焼が食べられるだろうと。
名古屋の蒲焼には「蒸し」がない。結果、いかにも魚を食べている感覚になる。浜松は蒸すだろうと思っていた。注文が入ってから裂いて蒸す。たっぷり1時間はかかる。待っている間は香子で一杯やるのがよいのだ。
ところが浜松も蒸さないのでがっかりした。関東は蒸す。境界はどこにあるのだろうか?蒸さない蒲焼はいかにも「魚」という感じがする。
私はいまでも蒸した鰻で、箸で抵抗なく蒲焼を切れるのが好きだ。
※今日の俳句(夏)
病室へ土曜鰻の御用聞
開田華羽