意外に思われるかもしれないが、野口英世の業績は「梅毒菌の純粋培養に成功した」、ただそれだけである。
さまざまな疾患の病原体を発見したと、当時、世界中で騒がれたが、今ではそのことごとくが誤りと分かっている。典型的なのが「狂犬病の菌の発見」である。狂犬病は菌ではなくウイルスだから、当時の顕微鏡で見えるわけはない。だから、現在では世界で野口を顧みる学者はいない。
アメリカから彼が一時帰国したおり、彼は国民から熱狂的に迎えられた。当時は誰でも彼の病原体ハンターとしての名声を信じていたからである。
噂だが野口は借金の名人だったという。彼に悲しい眼をされて懇願されると、金持ちはコロリと参ったそうだ。むろん返さない。
彼は自分の発見を信じていたのだろう。だから詐欺師ではない。でも、名声が大好きな俗物と思われる。
それが今やわが国の千円札に載っている。野口はさぞ満足なことだろう。
さまざまな疾患の病原体を発見したと、当時、世界中で騒がれたが、今ではそのことごとくが誤りと分かっている。典型的なのが「狂犬病の菌の発見」である。狂犬病は菌ではなくウイルスだから、当時の顕微鏡で見えるわけはない。だから、現在では世界で野口を顧みる学者はいない。
アメリカから彼が一時帰国したおり、彼は国民から熱狂的に迎えられた。当時は誰でも彼の病原体ハンターとしての名声を信じていたからである。
噂だが野口は借金の名人だったという。彼に悲しい眼をされて懇願されると、金持ちはコロリと参ったそうだ。むろん返さない。
彼は自分の発見を信じていたのだろう。だから詐欺師ではない。でも、名声が大好きな俗物と思われる。
それが今やわが国の千円札に載っている。野口はさぞ満足なことだろう。