投稿論文への学会誌側の対応は3種類ある。(1)無条件採用、(2)書き直し採用、(3)不採用である。
一番多いのは(2)の書き直し採用である。(1)はめったにない。(3)はときどきある。
書き直し採用は、最小で一往復。多いと何往復もしなくてはならないこともある。何往復もするというのは、事実上の不採用と思われることもある。私は一回だけ(3)を喰らったことがあるけれども、悔しかった。
採用かどうかを決めることを「査読」と言い、査読する人を査読者という。投稿者には査読者が誰かはブラインドになっている。
査読者というのは大変である。精魂こめて書かれた論文を不採用にする権限があるのだから、もしかしたらノーベル賞級の論文を不採用にしてしまうのではないかという不安が常にある。だからこと細かに内容を吟味しなくてはならない。論文をもっとも詳細に読むのは一般読者ではなく、査読者だろう。
私も自分の論文を査読されて、こんなところまで読んでくれたのかと、査読者に頭が下る思いがしたことが一再ならずある。
少しでもアラがあったら落とそうという査読者はむしろ変人で、普通の査読者は、なんとか掲載できるようにと、ひとかたならない努力をしている。
私も査読者になったことがあるが、非常に神経を使った。投稿者が理解できるようにコメントを書き、また、失礼に当たらないように、さらになるべく掲載できるように注意を払わざるを得なかった。
一番多いのは(2)の書き直し採用である。(1)はめったにない。(3)はときどきある。
書き直し採用は、最小で一往復。多いと何往復もしなくてはならないこともある。何往復もするというのは、事実上の不採用と思われることもある。私は一回だけ(3)を喰らったことがあるけれども、悔しかった。
採用かどうかを決めることを「査読」と言い、査読する人を査読者という。投稿者には査読者が誰かはブラインドになっている。
査読者というのは大変である。精魂こめて書かれた論文を不採用にする権限があるのだから、もしかしたらノーベル賞級の論文を不採用にしてしまうのではないかという不安が常にある。だからこと細かに内容を吟味しなくてはならない。論文をもっとも詳細に読むのは一般読者ではなく、査読者だろう。
私も自分の論文を査読されて、こんなところまで読んでくれたのかと、査読者に頭が下る思いがしたことが一再ならずある。
少しでもアラがあったら落とそうという査読者はむしろ変人で、普通の査読者は、なんとか掲載できるようにと、ひとかたならない努力をしている。
私も査読者になったことがあるが、非常に神経を使った。投稿者が理解できるようにコメントを書き、また、失礼に当たらないように、さらになるべく掲載できるように注意を払わざるを得なかった。