論文を書く医者は少数派である。論文一篇を業界では「一本」と数えるのだが、私の世代以降では、生涯に一本も論文を書かなかったという医者がもっとも多い。
次が論文は一本、学位論文だけという医者が多い。だから医学博士の称号を持っていても、論文数は一本という人が圧倒的である。
論文数が2,3本だけという医者はかえって少ない。2,3本書けば、後はイモヅル式に増えてしまうからだ。
論文数が10本以上の医者というのは、50人に一人くらいである。私はこの部類に入る。ただし、論文数が多い医者が良医とはかぎらない。
論文ばかり書いていても、外科手術の腕は上がらないことを考えれば、すぐに分かるだろう。
次が論文は一本、学位論文だけという医者が多い。だから医学博士の称号を持っていても、論文数は一本という人が圧倒的である。
論文数が2,3本だけという医者はかえって少ない。2,3本書けば、後はイモヅル式に増えてしまうからだ。
論文数が10本以上の医者というのは、50人に一人くらいである。私はこの部類に入る。ただし、論文数が多い医者が良医とはかぎらない。
論文ばかり書いていても、外科手術の腕は上がらないことを考えれば、すぐに分かるだろう。