(筆者撮影、豊橋市の「アピタ向山店」。手前は桜の名所、向山緑地。「アピタ」はスーパー・ユニーの傘下です。)
プライベートブランド(一流品ではなくスーパーなどが独自に作った食品など、PBと略)は、むかしからあったらしいのですが、私が初めて知ったのはスーパー・ダイエーのPBでした。安いが2級品というイメージがありました。ところが最近はそうだとも言えなくなってきました。
ひとつには「スタイルワン」などのPB開発専門メーカーが出てきたことです。
もうひとつは、なんと一流メーカーがブランド名を捨ててPB商品を出荷するようになってきたからです。
一流メーカーがなぜPB商品を提供するかというと、まず一括買い上げで返品がないからだそうです。もう一点は(これが重要なのですが)、コンビニが1カテゴリー1商品だけを置く主義にしているので、棚に置かれなければ質がどうの言っていられないからです。
ネスカフェが、ダイエーに意地悪をして商品を卸さなかった30年前がかえって懐かしくなりますね。製造と小売りの立場が逆転してしまいました。
※今日、気にとまった短歌
椅子ふたつならべて仮眠とりし日々実験ノート一冊残す (所沢市)中津川勒坐