院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

何でもお金で買えるか!?

2017-07-28 04:29:22 | 経済
(西川史子さん。SANSPO.COM より引用。)

医者でタレントの西川史子さんは10年ほど前、「年収4,000万円以下の人とは結婚しない」と宣言して「高びぃタレント」として有名になった。

その後も、父親や祖父の教えとして「稼げない男はバカ」とか「ブスは存在価値なし」などと毒舌を吐き、本音タレントの地位を確立した。(彼女はミスコン出身だが、テレビでデヴィ夫人から「あの亀みたいな顔の人ね」といわれたこともあるが・・)。

父親からの教えのひとつに「99%のことはお金で片づく」というのがあったそうだ。これは真実かもしれない。愛情さえお金で買える可能性がある。

こんにちの貨幣経済社会では慰謝料とか罰金という制度で、「お詫び」を金額に換算することが一般的に行われている。では、貨幣経済でない民族の中では、「お詫び」や「お礼」はどんな形で行われているのか?が本日の疑問である。

貨幣経済は農耕社会の成れの果てだと私は思う。狩猟採集社会では富(食糧)の蓄積がないから、食糧のやりとりは行われなかったのではないか?無意味に見えるポトラッチ(蕩尽)の制度は未開とはいえ、農耕社会の風習である。

現在わずかに残っているかもしれない狩猟採集民族の「お詫び」や「お礼」の仕方を調べてほしい。前世期にやっと残っていた狩猟採集民族・ブッシュマンの研究を見ても、言語の研究などは詳しいのに、経済的研究がほとんどないのが残念である。


 ※私の俳句(夏)
    顔に本かぶせて眠るハンモック


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