院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「教育経済学」という分野

2015-10-19 22:08:03 | 経済


 ある課題を子どもがなしとげた時、お前は頭がよいと褒めるより、よく頑張ったと努力を褒めるほうが、効果が長続きするという。

 少人数学級がよいと言われていたが、よいというエビデンス(科学的根拠)は文献にはないという。

 小学校の徒競走で、全員が手をつないでゴールし、順位をつけないことが昔行われていたが、その子供たちが長じてグループで協調することを好むようにならないばかりか、他人に頼みごとを聞いてもらっても感謝しない、などの弊害があったとの報告があるそうだ。

 これらは教育経済学と呼ばれ、上の雑誌に特集があって、けっこう面白かった。(経済学でRCT(無作為割り付け試験)が行われているのには驚いた。)


※今日、気にとまった短歌

  どこからか金木犀の香り来てどこかはどこかのままにしておく (名古屋市)稲熊明美


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