(S.フロイト。ウィキペディアより引用。)
フロイトの精神分析療法で自分はよくなったという患者さんに出会ったことがない。
患者を横にならせ、いわゆる自由連想をしてもらう。連想がひっかかると過去のそのテーマに問題があると考えるのが精神分析療法の基本である。
すごく簡単に言うと、連想がひっかかった部分にトラウマ(心的外傷)がある。それが言語化できていないので精神症状となって出てくる。だから、トラウマを言語化できるようになると精神症状も消える、と精神分析療法では考える。
一時、アメリカでは自分の「おかかえ分析医」をもつのがステータスシンボルとなった。それほど普及したのに成功例の報告が少なすぎる。
トラウマの概念を否定する学者もいる。フロイトの業績でもっとも重要なのは「対人関係の発育論」だと私は思う。
※私の俳句(夏)
冷やし蕎麦食べ競ひたる姉妹かな