(放送大学、データ解析の講義。)
放送大学はとても面白いと前に書いた (2014-05-29) 。先日、データ収集と解析法についての講義があった(上の写真)。
マーケットリサーチや世論調査、学術研究などのデータを集めるのに郵送アンケート、無作為電話アンケート、面接インタビューなどの諸方法の利点や欠点について要領よくまとめられていた。
大学院生はこれらを参考にして修士論文のデータを収集すればよいだろう。だが、講義では決定的なことが言われなかった。
大学院生がよくやるアンケート調査は、データ収集の方法としていかにも安直であり、回答者がおざなりな回答しかしないということである。楽をしてデータを集めようとする姿勢がみえみえな場合、なんのデータも集まらないことを放送では触れなかった。
人間(回答者)を動かすには、方法以前に熱意や努力の跡が重要なのである。
※プラセボー効果?
薬とて祖母が丸めし御籤片飲まされなぜか腹痛の消ゆ (豊橋市)中里ひとし