勤務医時代、医者でない友人から「君は医師優遇税制があるからいいなぁ」と言われて困った。勤務医はただのサラリーマンで、医師優遇税制は適用されない。
医師優遇税制は開業医に適用される税制であって、勤務医はその恩恵に浴せない。しかも、現在は開業医であっても、一定以上の収入があれば医師優遇税制は適用されない。
私が医者になる前の医師優遇税制は、本当に「やり過ぎ」と思われるほどの優遇ぶりだった。開業医は(記憶違いかもしれないが)収入の半分くらいが無条件で所得控除されていたと思う。
これらの税制は、当時の日本医師会長・武見太郎らの力だった。武見太郎は厚生大臣を呼びつけるほどの力をもってもいた。そのころ、何かを訴えて開業医が一斉にストライキを打ったことがあった。このストライキは国民にきわめて評判が悪く、その後の日本医師会衰退の一因となった。
武見太郎の死によって、日本医師会の勢力はますます衰えた。現在でも医師優遇税制は残っているけれども、倒産防止のような税制で、かつての面影はない。(しかし、他の事業者よりは優遇されているのは確かで、開業医の倒産がないのはこの税制による。)
勤務医で日本医師会に入っているのは病院長だけである。病院長でない勤務医はすべて日本医師会には入っていない。だから、医者イコール日本医師会員ではないことを強調しておきたい。
それでは、日本医師会は開業医にとってどんなメリットがあるのか、おいおい述べていこう。
医師優遇税制は開業医に適用される税制であって、勤務医はその恩恵に浴せない。しかも、現在は開業医であっても、一定以上の収入があれば医師優遇税制は適用されない。
私が医者になる前の医師優遇税制は、本当に「やり過ぎ」と思われるほどの優遇ぶりだった。開業医は(記憶違いかもしれないが)収入の半分くらいが無条件で所得控除されていたと思う。
これらの税制は、当時の日本医師会長・武見太郎らの力だった。武見太郎は厚生大臣を呼びつけるほどの力をもってもいた。そのころ、何かを訴えて開業医が一斉にストライキを打ったことがあった。このストライキは国民にきわめて評判が悪く、その後の日本医師会衰退の一因となった。
武見太郎の死によって、日本医師会の勢力はますます衰えた。現在でも医師優遇税制は残っているけれども、倒産防止のような税制で、かつての面影はない。(しかし、他の事業者よりは優遇されているのは確かで、開業医の倒産がないのはこの税制による。)
勤務医で日本医師会に入っているのは病院長だけである。病院長でない勤務医はすべて日本医師会には入っていない。だから、医者イコール日本医師会員ではないことを強調しておきたい。
それでは、日本医師会は開業医にとってどんなメリットがあるのか、おいおい述べていこう。