習い始めて1年ちょっとのしんや君。
いつもの教本がどうも乗り気がしない。
まったく練習していないようだ。
しんや君曰く
「バーナムみたいに次々と曲がかわるのがいやだ。
好きな曲を時間をかけてじっくり弾いてみたい」
お~ 言うじゃありませんか。
確かに好きな曲はすぐ弾けて、発表会アンケートでは
ピアノソロコーナーの「もう一度聞いてみたい曲」の2位でしたよね。
今までのしんや君を見ていれば、その気持ちもよくわかる。
「でもね、普通の先生はやっぱり基礎力をつけたほうが
将来、いろんな曲が弾けると思って、教本をするのよ」といっても
聞く耳もたないしんや君。
長く先生をしていると、いろんなところからこんなことを耳にするのよね。
「ハノンやチェルニー、なんか固い教則本ばかりで
好きな曲をひかせてもらえなっかた・・」と大人になってからの
回顧談。
しかし バーナムとピアノ弾けるよジュニア③くらいでくじけちゃいけないよ。と
先生は思うわけですが・・
お母さんもいつも付き添いにこられて、しんや君の様子はよくご存知ですから
ちょっと相談。
大きくなって「好きな曲を弾かせてもらえなかった」と思っても
かわいそうですから、好きな曲をしてみましょう。
教本は一切お休みします。
型にはめずに、将来の大物を目指します。
ピアノ以外にキラッと光るものを時折見せてくれるしんや君ですから。
ちょっと、今のしんや君では難しいところがあるかもしれないけれど、
そこは頑張ってね。もし頑張れないなら
また教本にもどすかどうか考えますからね。
「ピアノは好きだけれど、教本はいや」と
ちゃんと先生に言えたしんや君はある意味偉い!
そこで あれこれレッスンの時間全て使って選んだのは
写真左のラピュタです。
来週が楽しみです。