書道漫画
最近、スーパー銭湯に行くことが多いのですが
休憩室に漫画が置いてあります
たくさん漫画がありすぎて、何を読めばいいのか悩むくらい
でも、好き嫌いってのがあるから
どの漫画でも読んでて楽しいわけではないですね
相性があります
そんな中
読んでて面白いなあって思った作品
『とめはねっ!鈴里高校書道部』
河合克敏先生による書道を題材とした作品。
書道監修は武田双雲先生。
NHKでテレビドラマ化もされたいわゆる青春書道漫画です。
あらすじは
脅されて書道部に入部した大江縁と、騙されて書道部に入部した望月結希。
一風変わった先輩たちに翻弄されて、これでいいのかと思う日々。
でも、ダイナミックでデリケートな書の世界は、かなり魅力的で…
そして彼らの「書の甲子園」を目指す日々が始まる!!
てな感じ
おとなしい何のとりえもないような、主人公の大江君が書道に対して
並々ならぬ才能を見出し、道を突き詰めていく姿には
感動すら覚えます
大江君がほのかな恋心を抱く、望月さんは根っからの体育会系で
柔道の全国大会に出るようなおてんばさん
でも負けず嫌いな性格から書道に対しても情熱を燃やします
そんな2人を主人公に、風変わりな先輩や、優しく見守る顧問の先生
そして書道の奥義を伝授する大先生
漫画の中に描かれる作品は、実際の作品が取り入れられ
古典や歴史の勉強にもなります
最終巻の書の甲子園の描写には、感動すら覚えますぞ
いい作品でした
ぜひ読んでほしい
そして書道つながりで読んだのが
「ばらかもん」
大家の書道家を父に持つ主人公が、自分探しに五島列島へわたり
自然豊かな環境の中、田舎の天真爛漫な少年少女にまみれて
自分自身の書道家としての在り方を探す話
と書けばたいそうな作品に思えますが・・
ヨシノサツキという人の作品だそうですが
書道漫画ではない
単に主人公が書道をやってるというだけの話
漫画の中に出てくる書道の作品は、すべていい加減で
人をなめている
書道を勉強もせず
子供だましのつもりで書いてるのなら
書道を馬鹿にしていると思う
とめはねの爪の垢を煎じて飲むレベル
どうも著者は女の人らしいですね
こんないい加減な仕事をするのは、やっぱり女なんだと
いわれてもしょうがないレベル
大人の鑑賞には耐えれないいい加減さ
そして登場人物も
主人公になつく幼女「なるちゃん」は、よつばとのよつばを髣髴とさせます
簡単に言うと、よつばとのパクリですね
よつばとのほうが数段かわいいが
さんざんけなしましたが
五島列島の寒村の住民の人情味あふれる描写がいい感じ
はんぱ者の主人公を優しく見守る近隣住民の暖かさや
農業や釣りや遊びなど田舎暮らしのスローライフの描き方は
秀逸
これによって
なんとか作品を維持してますな
エキセントリックな主人公の両親や東京の仕事関係の描写が余分
これを省いて
書道に関して真面目な取材がされてたら
1級の作品になってたのに
おしい
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とめはねっ!-鈴里高校書道部- コミック 全14巻完結セット (ヤングサンデーコミックス) |
クリエーター情報なし | |
小学館 |