アカギカメムシ Cantao ocellatus (北海道)
[分 布] 本州以南
[食 樹] アカメガシワ・ウラジロアカメガシワ・オオバギ・カキバカンコノキなど
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約17㎜~26㎜前後でキンカメムシ科キンカメムシ亜科に属する。
本州以南に分布し、平地~山地まで広く生息し花やホスト葉上などで見られ、夜間灯火にも飛来する。
本来、アカギカムシは南西諸島や東南アジアなどの熱帯域に生息していたキンカメムシ科の昆虫ですが
近年は北上を続け日本各地で目撃・定着が確認されており、北海道でも2018年に初観測され2020年~2021年に集団漂着が
確認されている、北海道では本種の食草となるトウダイグサ科のアカメガシワやオオバキなどが生育して
おらず冬の気温も低い事から本種が定着する可能性は低いとされているが今後の動向を見ていきたい所。
アカギカムシの体色は鮮やかな赤色~淡黄白色で黒色斑紋の縁は淡白色で縁取られるが
斑紋には変異が多く様々なパターンが見られる。
また前胸背側面には鋭い棘のある個体や、棘の無い個体がいる。
棘の出現率はインドネシアなどの熱帯域では100%の出現率になるという。
北海道でのこれまでの(2020年時点)漂着個体を確認したところ約6割程度が棘有だった事が分かっている。
棘有りのアカギカメムシを触る時は、この鋭い棘に注意しないと指に刺さってしまうので注意が必要。
(管理人は生きた棘有りアカギカメムシを採集する際、指にトゲが刺さりしばらく痛みが消えなかった)
さらにカメムシ特有の嫌な臭いが本種は全くしないとの事で、実際に触って匂いを嗅いでみたが
強いカメムシ臭はしなかったものの、ほんのりと淡い香りを確認する事が出来た。
海岸付近の草地で見つけたアカギカメムシ(2021年 北海道)
アカギカムシの記録(2020年 北海道)
アカギカムシの記録(2021年 北海道)
アカギカメムシの死骸
左:日本海側の砂浜に打ち上げられていたアカギカメムシの死骸、2020年には複数の本種が打ち上げられていた
右:コンビニ付近の道路で死んでいたアカギカメムシの死骸、2021年も海岸付近では多数の本種が打ちあがった
アカギカムシの各部生態写真
本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・
こんばんは。
いかにも南方系のカメムシと言う感じですね。
本州以南の分布域なのに、温暖化の影響で北海道でも見られると言うのは嬉しいやら悲しいやらですね!?
コメントありがとうございます。
南方系の色彩を持つ
おおきなカメムシです。
魅力的ですよね!!
信州は海なし県ですから・・船や輸入品に
付着というのは考えにくいので・・
そして気温もよく冷え込みますから・・
カラーが派手ですから、野鳥に捕まりますね
こんな綺麗なら、刺されないように見たいものです
こんばんは!
コメントありがとうございます!!
海岸付近の街に見られるらしいので
確かにワイコマさんのところでは見られないかもしれませんね。
鮮やかで綺麗なカメムシてす!!
こんなきれいな色のカメムシがいるのですね!
パンプキンカラー!ハロウィーンの色ですね(*´ω`*)
・・・でも、じ~っと見ていると人の顔が浮かび上がってくるような??(笑)
八重山諸島の石垣島では沢山見かける
美麗&大型カメムシですが、
北海道でも見れるようになるとは!
吃驚仰天です。
こんばんは!
コメントありがとうございます!!
今日はハロウィンですから
この季節にピッタリのハロウィンカラーの
アカギカメムシですね(≧▽≦)
こんばんは!
コメントありがとうございます!!
八重山諸島ではたくさんいるのてすねぇ。
北海道では昨年と今年はたくさんのアカギカメムシが北海道にも漂着したようてすね。