(1)トランプ大統領が昨年の大統領選で7400万票を獲得してバイデン新大統領と国内二分する票を得たのだから、そしてさらに2024年次期大統領選に再出馬の意欲をみせたのだから、7400万票の使い道はあった。
(2)ところが7400万票の威光、威力がバイデン新大統領時代の中で4年間力を維持できる保障はなく、今、7400万票の誘惑にかられて昨年の大統領選の選挙不正をかきたててエビデンスも示せずに一気に逆転を狙う気持ちに賭けたあせりは往生際の悪さ、劣勢がみえてきた中でも固い岩盤支持層を大集会演説でけしかけてついには米国議会議事堂への暴徒と化した支持者の乱入事件を引き起こして自ら退路を断った。
(3)ここまできてようやく敗北を認め、バイデン新政権への引継ぎを表明した。トランプ7400万票支持層からすればさんざん演説でたきつけられ、けしかけられ扇動された結果の敗北宣言では突然ハシゴを外された虚無感でしかない。
トランプ大統領が7400万票に未練が強かったのか、4年間は待てない、選挙不正を訴えてでも決着をつけるのは今しかないと思う気持ち(手段がいくら絶望的、成算のないものでも)はあっても不思議ではない。
(4)トランプ大統領はそうすることが4年後の再出馬にも影響力を示せれる、残せれると考えたのか。しかし米国大統領として史上初めて自身2回目となる弾劾訴追を受けて、前回は一致してこれに反対した身内共和党議員からも10名の賛成者(報道)が出る反発、離反を受けた。
今のところトランプ大統領任期(あと5日)中の弾劾裁判の見通しはなく、4年後の再出馬の資格はく奪の可能性は少ないが、ハシゴを外された岩盤支持層に身内共和党の反発で4年後もトランプ支持が持ちこたえられるのかは少なくなったと考えられる。
(5)トランプ大統領は政策の善し悪し、過激性は別にして、前回大統領選で約束、主張したことは一応実施、実行してきた。米国に対峙する中国、ロシアに対して経済、軍事で一歩も譲らず国際協調、規律を無視して強い姿勢で対抗してきた。
元来強い米国を願望する米国民からすれば、前オバマ政権が弱腰と映っていただけに、トランプ大統領の米国第一、保護主義は一定の留飲を下げるストレス解消にはなっていた。それが昨年大統領選7400万票支持につながったと考える。
(6)トランプ大統領が4年後の大統領選再出馬を目指すなら(すでにあっては世界の不幸だが)、形勢が大方あきらかになった時点で潔く敗北を認めて、引き際よくバイデン新大統領のお手並み拝見でよかった。
バイデン政権の4年の間にはいつかは、ことによってはトランプ時代がよかったという話も出ないとは限らない。今は自らその芽もつんで7400万票にめがくらんだ(dizzy trump)というところだ。
(2)ところが7400万票の威光、威力がバイデン新大統領時代の中で4年間力を維持できる保障はなく、今、7400万票の誘惑にかられて昨年の大統領選の選挙不正をかきたててエビデンスも示せずに一気に逆転を狙う気持ちに賭けたあせりは往生際の悪さ、劣勢がみえてきた中でも固い岩盤支持層を大集会演説でけしかけてついには米国議会議事堂への暴徒と化した支持者の乱入事件を引き起こして自ら退路を断った。
(3)ここまできてようやく敗北を認め、バイデン新政権への引継ぎを表明した。トランプ7400万票支持層からすればさんざん演説でたきつけられ、けしかけられ扇動された結果の敗北宣言では突然ハシゴを外された虚無感でしかない。
トランプ大統領が7400万票に未練が強かったのか、4年間は待てない、選挙不正を訴えてでも決着をつけるのは今しかないと思う気持ち(手段がいくら絶望的、成算のないものでも)はあっても不思議ではない。
(4)トランプ大統領はそうすることが4年後の再出馬にも影響力を示せれる、残せれると考えたのか。しかし米国大統領として史上初めて自身2回目となる弾劾訴追を受けて、前回は一致してこれに反対した身内共和党議員からも10名の賛成者(報道)が出る反発、離反を受けた。
今のところトランプ大統領任期(あと5日)中の弾劾裁判の見通しはなく、4年後の再出馬の資格はく奪の可能性は少ないが、ハシゴを外された岩盤支持層に身内共和党の反発で4年後もトランプ支持が持ちこたえられるのかは少なくなったと考えられる。
(5)トランプ大統領は政策の善し悪し、過激性は別にして、前回大統領選で約束、主張したことは一応実施、実行してきた。米国に対峙する中国、ロシアに対して経済、軍事で一歩も譲らず国際協調、規律を無視して強い姿勢で対抗してきた。
元来強い米国を願望する米国民からすれば、前オバマ政権が弱腰と映っていただけに、トランプ大統領の米国第一、保護主義は一定の留飲を下げるストレス解消にはなっていた。それが昨年大統領選7400万票支持につながったと考える。
(6)トランプ大統領が4年後の大統領選再出馬を目指すなら(すでにあっては世界の不幸だが)、形勢が大方あきらかになった時点で潔く敗北を認めて、引き際よくバイデン新大統領のお手並み拝見でよかった。
バイデン政権の4年の間にはいつかは、ことによってはトランプ時代がよかったという話も出ないとは限らない。今は自らその芽もつんで7400万票にめがくらんだ(dizzy trump)というところだ。