いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ヤイリギターと財津和夫

2009-04-08 15:51:18 | 日記
 手作りのギター製作会社(株)ヤイリギターは岐阜県可児市に工場があります。日本でも多くのミュージシャンがコンサートに使用し、またポールマッカートニーがソロコンサートの世界ツアーで使用したように、むしろ世界規模でのほうが有名なギター製作会社ですね。
 財津和夫さんも、ポールが世界ツアーで使用したヤイリギターのYD88BKN黒モデルを90年代からステージで使用してきました。
 私も(ほんの簡単なコードしか弾けませんが)、15年前にヤイリギターのこの工場で同モデルのギターを製作しました。ヤイリでは当時このギターをポールマッカートニーモデルと言ってまして、製作の打ち合わせにヤイリを訪れた時に、プロモニター(ギター製作者であり調節技術者)の方に工場を案内していただきました。ギターの製作工程を順に紹介してもらいましたが、それぞれの製作分野で若い技術者が働いていまして、道路の喧騒からかけ離れた、自然の静寂さに囲まれた木造2階建ての流れるような経路の工場からは手作りのギター工場の質の高さが存分に感じられ、仕上がったギターが環境の整ったボックスに収められている様まで丁寧に案内いただいたのです。
 後でわかったのですが、当時、ヤイリをお訪ねしたときに、事務所でプロモニターの技術者の横でにこやかになにげなく気づかれずにお座りになっていた作業服に作業帽のおじさんが、なんと矢入一男社長だったんです。そういう方のそういうすごいギター製作会社なんですよ。
 本物志向の自信があるから気負わない、責任ある製作精神が心地よくきれいなギター音にも敏感に感じられ、あらわれてきます。
 最近では、ビギンと共同考案した一五一会という沖縄の三線をモデルにした楽器でブームを起こしまして、テレビにもヤイリのお二人出てました。

 財津和夫さんがヤイリギターYD88BKN黒モデルを抱えて「サボテンの花」を演奏し歌う。黒モデルのギターもあわせて、時代と音楽を切りひらいてきたミュージシャン財津和夫さんによくフィットしたシーンが印象的です。ヤイリギターがよく似合うミュージシャンが財津和夫さんですから。

 

 

 

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