「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



Raspberry Pi4用の、金属製パッシブ放熱フィンが
こないだAliexからとどいたので、CPUに負荷かけて
温度がどのくらいになるのかのテストをしてみた。

<やること>

stressコマンドをインストールして、1コア、4コア
それぞれ負荷を掛けてみて、CPU温度と放熱フィンの
温度を測ってみる。

<方法>

(1)aptでstressコマンドをインストール
  sudo apt-get install stress

(2)端末を3枚ほど開いておいて、それぞれで
   以下のコマンドを実行する

  ・stress …CPUの数など条件指定で負荷を掛ける
  ・vcgencmd measure_temp …温度を表示
  ・vmstat …CPUの負荷などを表示

(3)各コマンドの実行方法
   (それぞれ別の端末上で実行)
  stress -c 4
  watch -n 1 vcgencmd measure_temp
  vmstat 1 100

(4)コマンドの意味

  stressコマンドの引数は、4コアの全CPUに負荷
  を掛けるという設定。CPU以外への負荷は特に
  していしなかった。(できればGPU負荷も計測
  したかったけどやり方よくわからず)
  vcgencmdは、watchコマンドを使って、1秒おき
  に情報を更新させる設定。
  vmstatは、1秒おきに100回表示させる設定。
  実際に負荷がかかっていることを確認するため
  のもの。

(5)測定方法

  RasupbianのデスクトップGUI環境「Raspbian
  Buster with desktop and recommended software」
  (2019-09-26)を使用。

  CPU温度は、vcgencmdを実行している端末に
  表示される。
  放熱フィンの温度は、非接触赤外線温度計で
  計測。

(6)測定条件と結果

  しばらくフリーランさせておくと、温度が
  徐々に上がっていくので、安定するまで10分
  くらい放置しておいた。
  特に放熱フィンには風などあててない。
  室温は18度。

  CPU温度は、59~60度くらいで安定した模様。
  放熱フィンは、45度程度で安定した模様。

  比較のため、1CPUのみに負荷を掛ける実験も
  やってみたところ、CPU温度、放熱フィン温度
  はそれぞれ49~50度、42~43度程度。

  なお、アイドル状態での温度はそれぞれ、
  約43度、約38度。

(7)その他情報

  stressコマンドより多機能な、stress-ngって
  いうコマンドもあるみたいなんだけど、今回は
  それは使わず。

  あと、pip3でインストールできる「stressberry」
  っていうのもあるらしく、インストールしてみた
  ものの、実行方法が分からず。(インストール先
  はpip3 showで調べて分かったんだけど、中身を
  見てみても、コマンドらしきものが見当たらず)

  GUI周りの負荷もかけてみたかったんだけど、
  やり方わからず。

  こないだダイソーで買ってきたHDMI microHDMI変換
  コネクタ、接触が今一つよくない。放熱フィンを
  手で触るとどのくらいの熱なのかな?と思って
  触ってみると、画面が消えたりする。さすがダイソー
  クオリティー。
  ちなみに、放熱フィンは手で触っても熱いとは感じ
  ない程度。風呂の温度くらいかな。

  アルミ製の放熱フィンは、安かった割には放熱性能
  はよさげで、赤外線式温度計で、フィンのどの部分
  を測ってもだいたい同じ温度が得られた。手で触って
  みても、同様の印象。導熱性よさそう。あと、付属の
  放熱用樹脂も、素性は悪くなさそう。

  冬場の室温18度(エアコンは入れてある)で実験した
  ので、夏場はこれより10度以上高くなるだろうけど、
  それでもパッシブクーリングのままで負荷100%を
  キープさせても大丈夫なんじゃないかという印象。

  RaspbianのGUIデスクトップ環境を使用して実験
  したんだけど、CLI用(サーバ用)のOSイメージ
  を使っても、同様に3つの端末からログインして
  3つのコマンドをそれぞれから実行掛ければ、
  同様の試験結果が得られるんじゃないかと
  思われる。

  実験の前にUSBタイプの電力計(電子負荷装置を
  買ったときに付いてたやつ)を使って、消費電力を
  計ろうかと思っていたんだけど、すっかり忘れて
  実験始めてしまったので、計測できず。また今度。


というわけで、パッシブ式のままでも、夏場の冷却には
あまり心配しなくてよさそうな気がしているので、
Youtube見たりちょっとwebブラウジングしたりといった
軽い用途なら、十分に軽量PCとして使えるんじゃないか
なぁ、と。4GBのDRAM載ってるし。
あと、室内サーバ的な用途でも、かなり負荷掛けても
大丈夫そう。

stressberryのサイトはこちら。

https://github.com/nschloe/stressberry

Aliexで注文中の、Raspberry Pi4用のCPUファン、まだ
届いてないんだけど、多分使う必要なさそうだな。

GPIO端子から5Vなり3.3Vなりを取り出してCPUファンを
回すのがいやだったので、パッシブ式を使ってみたん
だけど、USBコネクタが4個もあるわけだし、ここから
5V取り出せば、CPUクーラー用にGPIO使う必要もない
ので、それでもいいんじゃないかという気もする。

ちなみに、Aliexで買ったパッシブクーラーはこれ。

https://ja.aliexpress.com/item/4000179622955.html

写真だと、CPUのICチップだけにクーラーが接する様に
みえるけど、送られてきたものは3つのIC(CPU、メモリ、
USB3.0コントローラ)に接する様になってて、放熱樹脂
も3つついてくる。
(ギガビットLANのICには接する様になってないみたい)




https://japanese.engadget.com/2019/12/17/microwave/

電子レンジの進化系。へぇ。電子レンジって、真空管
使わないと作れないものかと思ってた。
半導体を発振器にしてマイクロ波を放出するものらしい。

食材によって温まるもの、温まらないものを分けられる
らしい。なんかすごいな。ごはんと揚げ物は温めて、
サラダは温めないとか、ホントにできるの?
食材じゃなくて、放射する範囲を限定できるってこと?




ここのところにぎやかなベテルギウスの急減光。
ふと思い出して、あのページを見直してみる。

http://active-galactic.hatenablog.com/entry/20100213/1266065518

そもそも、ベテルギウスっていま現在、どの燃焼段階
にあるんだろうねぇ?ここ数百年間炭素燃焼が行われ
ていたんだとしたら、それがここ1か月で終了しちゃって、
酸素とネオンの燃焼が開始したんだとしたら、あと
1年くらいで本当に超新星爆発起こしそうだよな。

でも、実際のところはよくわからんよな。ベテルギウス
の直径って、太陽系で言えば、太陽表面が木星だか土星
だかの公転軌道くらいまで膨張してるわけだし、その
中がどのくらいまで燃焼段階が進んでるかなんて、
なかなか調べる方法なさそうな気がする。

できる可能性があるとしたら、カミオカンデ使って
ニュートリノの量を見ることくらいなのか。
今のカミオカンデの検出能力では厳しいっぽい。




コメント ( 0 )