猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

月光仮面 その3

2021年06月03日 | 猫たち

 

「いち」が亡くなった。

 

私の月光仮面の一人が、おらんようになってしもた。

 

先週末、息があまりにも辛そうやから、動物病院に電話相談した。

今、車無しで通院は大変なんやけど、

レントゲンとかは往診では無理。

月曜にバス、電車、タクシーを乗り継いで連れて行った。

 

レントゲン撮ったら、胸の中に液体がいっぱいたまってる。

いろいろ相談した結果、この液体を抜いてみることになった。

 

途中で処置室に呼ばれると、先生がぐったりした「いち」に心臓マッサージしてはった。

名前呼んでるうちに「いち」は息吹き返した。

 

それから、

「いち」を家に連れて帰ることにした。

またタクシーやら電車やら乗り継いで、

やっと家にたどり着いてキャリーから抱き上げた途端、

大きな息2~3回して、

それが最期やった。

 

体、悪いのはわかってたけど、

ちょっと急すぎた。

 

スピカも、

箱の中に横たえた「いち」のこと、

なんや呆然と眺めてる。

 

お骨になるまでの二日間、

保冷剤替えながら、「いち」にいっぱい話しかけた。

 

「おかちゃ、お掃除頑張ったやろ ?  見ててくれた ?」とか、

「梅とってきたで。今年はちょっとちっこいけどな」とか。

これまで「いち」に言うたことないようなことまで、

「いち」の頭撫ぜながら話しかけた。

 

スピカがぼんやりしてたように、

私もぼうーとしてて、

「いち」が亡くなったゆうのに、

青梅採りに行ったり、

杭欲しいゆう知り合いが軽トラに杭積み込むの手伝うたり。

 

何かするたんびに「いち」に声かけて頭撫ぜて。

 

「いち」はお骨になった。

 

これまでに亡くなった猫二匹は、火葬だけお願いしてお骨は残さんかった。

今回、数年のうちに引っ越しを考えてるから、お骨にして連れて行こうと思うた。

 

もう姿がなくなったのに、やっぱ同じように、

しょうむ無いことあれこれ、話しかけてしまうなあ。

 

広うなったストーブ前で、

スピカがなんか、しょんぼりして見える。

 


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