ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第30話「ジュートのかりゅうど」

2022-09-25 10:20:07 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第30話「ジュートのかりゅうど」

 ギーツ「娘が誘拐されたことをトラウマに持つ母親」
 ドンブラ「誘拐に松竹梅があるなら、イケメンに誘拐されたから松と評価する叔母」
 リバイスの時といい、狙いすましたかのように被せてきますね、ドンブラザーズ……ギーツの誘拐は梅でしょうか(汗。

 さて、はるかの叔母を捕まえたアノーニたちは「獣人を捕まえて隔離しろ」とドンブラザーズに依頼。自分たちの種族の生死が関わる問題に対して「とても迷惑しています」の一言で済ませるって凄くない?そして誘拐されかけた時の対処はカッコよかったのに、その後の対応が残念過ぎる……のですが、改めてはるかの叔母であることに納得してしまいました(笑。
 また、はるかの叔母をさらった理由は、思いがけずシリアスなものであり、そこから獣人の習性やみほの正体にも迫る話が繰り広げられることに。

 中でも、タロウとみほの会話においては「獣人は人間をコピーし、獣人が死ねばコピーされた人間は死ぬ」という衝撃の事実が明らかとなりました。コピーされた本物の人間は、かつてタロウが脳人に倒された際に異空間に送り込まれたように、同じ状況に陥っているのかな。
 ……となると、夏美を取り戻すには、彼女をコピーしたであろう獣人・みほが死ななければならない……つまり、つよしと翼はどちらか一人しか幸せになれないということに……?何も知らなかった犬塚翼さんは、何も知らずにいた方が幸せだったのかもしれませんね……

 また、獣人のうち「猫」は気ままに遊び、「鶴」は物語を紡ぐとのこと。猫が人間の本能、鶴が人間の理性を顕著に再現しているように思えます。となると、残るペンギンは人間の何を再現しているのか……案外南極とかに身を潜めて、獣人だけの国を作ろうとしていたり?


 獣人にまつわる重要な事実を教えられたタロウは、今にも猫の獣人たちがいる場所へ攻め込まんとしていた脳人とお供たちを制止。ここで理由を言っていれば、お供たちは納得したでしょう。しかし、脳人にとっては同族のアノーニの生死に関わることであり、そもそも獣人の言うことを簡単に信じられるとも思えません。あの場ではどうあってもドンブラザーズと脳人は戦うことになっていたでしょうね。ソノイがいれば、多少は聴く耳を持っていたかもしれませんが……

 ドンブラザーズの家族にまつわる事実、みほの正体と夏美の行方、脳人にとって獣人は「物理的に殺せない」「元となった人間を救うためにも殺してはならない」、二重の意味で「不可殺の者」だったことが明らかになったところで、また次回。色々本筋が進んでめっちゃ楽しいですね!

 ところで、翼とソノニの会話、タロウとみほの会話の音質がどうにも悪かったように聞こえました。うちのテレビだけかな……ゼンカイとセイバーのコラボ回の時もそうだったような……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第29話「とむらいとムラサメ」

2022-09-18 10:27:01 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第29話「とむらいとムラサメ」

 あ、おやっさんが罪を数えた場所だ。

 ソノイの遺体はムラサメによって元老院に届けられ、ムラサメは褒美として「自由」を望むことに。元老院にしてみれば未だに「脱走」扱いのようで、マザーの関与は元老院でも把握していないのでしょうか?そもそもマザーとは一体何者なのか。獣人に襲われていたアノーニを助けるように指示していたところを見るに、脳人・ドンブラザーズ共通の敵というわけでもなさそうです。
 加えてムラサメが「どう生きればいいのか悩む者」としてジロウと親交を深めることを、最初は良く思っていなかったものの、結果的にはムラサメの声にも耳を傾けるようにする、と理解を示していました。マザーはムラサメをどのように成長させるつもりなんでしょう。

 また、ムラサメとジロウの会話の過程で、ジロウの二面性が発現した理由も明らかとなりました。人との付き合いで大事なのは優劣をつけたり、前後を決めることではなく、共に笑いあえることなのでしょう。
 親の言うことは大事だけれども、子供の自分が決めたい時だってある。みんなと仲良くしたいけど、競争して超えたい時もある。ムラサメやジロウは決して特別な存在ではなく、人間なら誰でも持っている感情を、分かりやすく描いた存在なんだなと感じた話でした。


 一方タロウはソノイの葬儀に出席し、ソノイの鎧と戦う羽目に。中身の無い相手など敵ではない……かと思いきや、なるほど、だから敵であるはずのタロウをわざわざ招いたと。考えてみれば元々ドン家は脳人の一族。その力がソノイに分け与えられることに不思議はありません。
 となれば、しばらくタロウは変身不能。ソノイとのなんやかんやを経て、パワーアップだな!……と思ったらあの展開には驚かされました。

 葬儀が執り行われる一方で、人間世界での状況は混沌が極まってました。ジロウとムラサメの和解までは良い話だなーと思っていたのに、そこからは何も知らないまま暴れさせられる犬塚翼さんを筆頭に、色んな要素が詰め込まれて、目まぐるしく戦況が変化。それでいてまとまっている気がするのがドンブラザーズの恐ろしいところですね。

 ムラサメは予想通り獣人を倒せる存在ではあったものの、獣人の戦闘本能までも取り込んでしまう様子。ジロウと話している時はそういった様子が見られなかったため、ムラサメの意思が休んでいる間は暴走するのかな?
 そんなムラサメ=ニンジャークソードを封じ込めたのが何と……いや、その使い方は予想外にも程があります。獣人が人間を模した生命体ならば、より人間に近づけるために、人間の感情が詰まったアレを使うことで落ち着かせるとか、そんな理由でしょうか。

 また、以前も狭山と交戦していたみほが、今回再び登場。次回のサブタイトルと合わせて考えると、彼女は獣人の中でも穏健派、同族を狩る獣人なのかもしれません。まさかこっちの話まで進むとは思わなんだ。


 そんな中登場した今回のヒトツ鬼は爆竜鬼。どっからどう見ても暴れた数だけ優しさを知るような人には見えませんね(汗。エンブレムを武器として扱うという、何とも大胆な……あ、いやゼンカイジャーの方がもっと自由でしたね……本当なんなのあの戦隊……


 色々動きがあり、目まぐるしく状況は変わっていったけれども、何故か全部スッキリ腑に落ちたところで、また次回。本当すげぇ作品だな……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第28話「ひみつのヒミツ」

2022-09-11 10:05:32 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第28話「ひみつのヒミツ」

 サラッと退職している狭山さん。退職したのか、させられたのか……いずれにしろ獣人の影響なんでしょうけども、正気に戻った時のショックが大きそうですね。

 さて今回翼が出会ったのは、今は亡き彼氏が描いた自分の絵を盗みたいお嬢様・伊集院瑞穂。ヒトツ鬼・科学鬼に変貌するほどの欲望を抱いているものの、それを必死に理性で抑えている様を見て、翼も彼女に協力し、オークションで競り落とすことに。しかしそこにはつよしやはるか、真一の姿も……といった今回の話。
 ヒトツ鬼になりながらも、理性でどうにか抑え込むなかなかに破天荒なお嬢様・瑞穂のキャラクターも面白かったですし、「芸術は爆発だ!」とのことで科学鬼が選ばれたり、ラストに明かされる絵の題名「秘密」に込められた思いと、それに対する瑞穂の反応など、綺麗にまとまっていた話だったと思います。

 怪盗、オークションというと、ルパパトでもオークション回があったのを思い出しますね。また、オークションにおけるつよしの番号は「92」で「きじ」、はるかの番号は「02」で「鬼」、翼は「17」で「犬」を表していたのでしょう。
 そして呉越同舟、超絶大合体!トラドラオニタイジン!「呉越同舟」といえばゲキリントージャを思い出しますね。どこからともなく現れた馬に乗り、槍と弓矢で戦場を駆けるトラドラオニタイジン、めっちゃカッコよかったです。なんならエンヤライドンに乗るのもありなのではと思いましたが「流鏑馬モード」と言われては謎の馬に乗ってくださいとしか言えませんね(笑。

 また、はるかは逸材だと褒められ、絵のモデルになっていました。確かに逸材だと思います。劇場版における劇中劇の演技は最高に面白かったですしね。今回も風船を膨らませているだけなのに面白いとか、すげぇよ、はるか……

 能登さんの「じかーい、じかい」が聴けて超絶大満足したところで、次回はソノイのお葬式!……いや、うん、ごく自然な流れなんだけど、ドンブラザーズでこれをやられると、妙な笑いがこみあげてきてしまいますね(苦笑。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第27話「けっとうマジマジ」

2022-09-04 10:25:54 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第27話「けっとうマジマジ」

 仲良さそうにプールを満喫するドンブラザーズ(ジロウと何も知らない犬塚翼さんは除く)のもとへ、唐突にソノイが現われて決闘を申し込んできました。決闘を前に、ソノニ&ソノザを相手に敢えて変身しないことで己を鍛えるソノイの一方、いつも通り過ごすタロウ。
 そんな彼は自分の強さを「つらい強さ」だと表現していました。何でも出来てしまうタロウだからこそ、特訓したところで「強くなった」という感覚を得られないのかもしれません。強敵との戦いを経ても何か得られるものもなく、「倒すために特訓する」こともなく、「倒せるから倒す」ぐらいの感覚なのかなと。


 肝心の勝負はといえば、タロウの同僚が病欠のため、仕事がなかなか片付かない。結果、ソノイが仕事を手伝ってくれることになりました(笑。以前のタロウから一本捕るバトルにも参加してくれましたし、元々人間の欲望のみを恨んでいる人ですから、根っからの悪人というわけではないんですよね。「前の例えの方が良かった…」など、愛嬌があって良いですよね、ソノイ…
 で、ようやくマジな勝負がスタート。早々にソノイの策を見切るタロウ。文字通り命懸けで挑むソノイを前にどう立ち振る舞うかと思いきや……ジロウ!ドンムラサメ!魔法鬼!獣人いっぱい!……と野暮な連中の乱入で状況は混沌を極めることに。しかも魔法鬼は以前手裏剣鬼になった人物と同一人物。そういえばニンニンジャーにはマジイエローがゲスト出演したことがありましたが、その縁もあるのでしょうか。


 そして、狭山以外にも獣人に乗っ取られた人物が複数人登場していました。服装からして、あの時狭山と一緒にバスに乗っていた人物全員が獣人に憑依されていると考えてよさそうです。
 また、ソノイの口から「獣人はドン家が作った人工生命体」であることが判明。ドン家は「人間は資源。なら死なない人間作ったら良いんじゃね?」的な発想で獣人を作ったんですかね?「失敗」とされたのは、「不死性は得られたものの、本能のままに活動して欲望をまき散らすため、かえって脳人の世界に有害である」と判断されたからでしょうか。
 加えてドンムラサメも何らかの形で獣人と関りがある様子。同じ人工生命体同士、共鳴し合うものがあるとか?あるいは、獣人を唯一屠れるのがドンムラサメだけだったり?

 そしてタロウとソノイの決着の行方、ドンムラサメの行動の真意など、気になる謎が残ったところで、次回はまたしても巻き込まれる犬塚翼さん。いやまさか、折り返し地点を過ぎてなお何も知らないとは思わなんだ……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第26話「フィナーレいさみあし」

2022-08-28 10:01:14 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第26話「フィナーレいさみあし」

 「仮面ライダーリバイスが感動の最終回!ならばドンブラザーズも最終回だ!?」じゃないんだわ。

 さて冒頭からリバイス最終回の映像が流れるという、前代未聞の事態を巻き起こしたドンブラザーズ。これ、映像ソフトになる際もそのまんま収録されるんですかね?後年「ドンブラザーズを見ていたらリバイスのネタバレをされた」という謎現象が起きそうです(笑。
 
 「リバイス最終回に合わせてドンブラザーズも最終回だ!MVPを決めるぞ!」という破天荒な流れから始まった総集編。ですが、そのきっかけは「そもそもドンブラザーズの戦いはいつになったら終わりと言えるのか」「欲望が無い人間なんていない以上、戦いに終わりはないのではないか」という、思いのほか真っ当な理由だったので、若干納得しそうになった自分が悔しいです(苦笑。

 というわけで「絶対に、俺こそOnly one」を各々が主張することに。なお、未だに何も知らない犬塚翼さんは、まさかのソノニからの推薦という形で紹介されていました(笑。
 はるかの証言で気になったのですが、最近は「一般人にアノーニが紛れている」件はやりませんね。公式サイトによればアノーニは脳人の工作員とのことですが、そもそも脳人の工作員であれば人間を傷つけることは無いでしょうから、見逃されているのかな。

 そして気になるMVPは!……CM前の彼の顔から分かっていました(笑。二世代にも亘って戦っているわけですしね。となると、マスター介人とゼンカイジャーの介人は同一人物?マスター介人はゼンカイジャーの介人が世界を渡り歩いて数年後の姿なのかな?

 色々気になるところで、次回はタロウVSソノイ再び。未だ良く分からないドンムラサメも登場。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第25話「ヒーローしごとにん」

2022-08-21 10:15:35 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第25話「ヒーローしごとにん」

 一人小声でOPを謳い、踊り続ける真一がツボだった第25話。

 さて突然会社からクビを宣告されたつよしは、最初こそドンブラザーズの行為にお金を求めたものの、考えを改めて真っ当に仕事に励むことに。しかしその苦労がたたって戦闘にも支障が。つよしの具合が悪いことが気がかりだったタロウは話を聴き、「ふところ具合」を「おふくろの具合」と勘違い。結果「母親が首の病気で将来が無い」と思い込んでしまい、仕事を増やしてお手伝い。
 それを聴いたはるか、更にお金を触るとやけどする真一までもが力になろうと奮闘していました。後につよしもタロウの知り合いのためにと更に仕事を増やし始めますが……こういった、他人のために無償で働ける、何なら自分が苦しいのに、それでも稼いだお金を他人のために使うという精神が先代ドンブラザーズたちには無かったんでしょうね。まぁ自分が辛い状況にあるのに、それでも他人を助けようと思える人なんてなかなかいそうにないですが。

 そして様子を見ていたジロウを除く一同は何故か翼がバイトをしている店に集結。翼は逃亡犯なのにバイトの面接受かったんですか…?
 タロウたちが店を盛り上げる一方、街には有能な部下を欲する大鬼が出現。ゴーグルファイブ=リボンのイメージはゴーカイジャーからすっかり定着していますが、実際のゴーグルファイブにおけるリボンってどんな使われ方をしていたんでしょうね?

 勘違いが勘違いをうみ続けたものの、それにより改めてドンブラザーズが「ヒーロー」であることが証明された第25話でした。次回は「仮面ライダーリ×××」が最終回なので、ドンブラザーズも最終回!……ここ最近比較的大人しいと思ったらコレだよ!多分総集編なんでしょうけども、総集編を挟む理由がぶっ飛び過ぎてる…だから好きです、ドンブラザーズ。

 そういえば、平成1期ライダーとスーパー戦隊の最終回は割と時期が近かった記憶があります。「仮面ライダーカブト」の最終回が2007年1月21日で、「轟轟戦隊ボウケンジャー」が同年2月11日。ディケイド以降はズレることになりましたが、改めて振り返ると、あの頃の親御さんはさぞ大変だったろうなと…(汗。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第24話「むすこ、ににんばおり」

2022-08-14 09:59:50 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第24話「むすこ、ににんばおり」

 「『なぜ』がいっぱーい!」ここまで何故に満ちた作品もそうそうないですね。それでいて理不尽すぎる「なぜ」ではなく、「この『なぜ』はこうではないか?」とあれこれ推測できる「なぜ」なのが楽しい。

 さて、いつも通りの妖怪縁結びと化していたタロウですが、ピアノの先生だった東智子のお宅を訪れた際に、彼女の息子「耕一郎」だと勘違いされてしまう羽目に。いつもは他人を振り回してばかりのタロウが、他人に振り回されるという珍しいシチュエーションでした。
 そういえば前に闇ジロウがお供たちの姿に扮していましたから、今回はその力かアバタロウギアを使ってどうにかするのかな?と思いきや、普通に小型カメラとマイクで対応してました。

 わざわざ耕一郎の友人まで用意する用意周到っぷりでしたが、智子が俳句に否定的だったために、真一は離脱。更につよしも思わずみほちゃんの話になってしまいヒートアップ。でも「騙されてるのよ!」という智子の指摘だけは間違ってない気がします(汗。
 そんな時に現れたのは、生きがいを求める忍者鬼。「家出した耕一郎」は「ブラックホールに消えた奴」…ということで?彼は生きがいを他人に求めたり、習い事を途中でやめてしまった未熟さ、つまりは「青二才」であるが故に忍者鬼に変貌したのでしょうか?

 母の愛の強さを知ったタロウの良い話だったところで、次回は無職戦士・つよし爆誕!……本作、無職多めだから今更では?(汗。

 ところで、はるかは喫茶どんぶらにピアノ部屋があったことを知りませんでしたが、番組の折り返し地点を迎えても殆ど何も知らない翼に比べたら知ってる方だから平気平気(笑。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第23話「イヌ、いぬになる」

2022-08-07 10:01:48 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第23話「イヌ、いぬになる」

 「俺は透明人間になりたかった」ジロウの友人、欲望ゼンカイ過ぎてヒトツ鬼になりそうな気がする(笑。

 今回のヒトツ鬼は高みを目指して学び、変わりたい獣拳鬼。だったら何故人が頻繁に出入りする喫茶店で勉強しているんですかね……いや、気持ちは分かるけども。私も多少うるさい方が勉強しやすかったですし。周りに人の目が無いと、ついだらけてしまうんですよね(苦笑。
 そんな獣拳鬼との戦いで吹き飛ばされた翼は、交通事故で亡くなったイヌの霊に取り付かれてしまい、チェンジオフ出来ない状況に。

 一方のジロウは里帰り。みんなから変身して欲しいと頼まれても「遊びでするものではない」と返すあたり、ヒーローに関しては真っすぐ誠実なんだなと。いくつになっても夢に向かって真っすぐなジロウを「ある意味」応援している友人たちの描写も良かったです。彼らに疎まれてばかりではなかったことが分かって何だかホッとしました。
 別れ際、ジロウはルミの前で変身を披露。あの変身は「宴会の余興」として披露する「遊び」ではなく、「好きな人に今の自分を見てもらう」という「真剣」な気持ちから行ったものなのでしょう。

 で幼馴染たちの出会いにより、心機一転となったジロウは何故か闇ジロウと対話できるようになり、何故かロボタロウの力も得て、何故かトラドラゴンジンへと合体!……まぁ、タロウたちがロボタロウになった時も割と突然でしたし、気持ち次第でどうにでもなるのでしょう。幼馴染との再会が思った以上にいい影響を与えてくれたようですね。
 トラドラゴンジンは、闇ジロウをジロウが制御する形での合体。ゲキレンジャー、ダイレンジャーといった中華、拳法要素と連動する形での登場となりました。
 にしても「トラドラ」……うん、最終回手前までは好きだったんですけどね……終盤でアレほど苦手になった作品も珍しい……


 で、最早誰も翼のことを気に留めていませんでしたが、彼は彼で相当ヤバい状態でした。みほやつよしの優しさが無ければどうなっていたことやら。みほが亡くなった犬のことをあれほど気に掛けたのは、獣人だからでしょうか?
 にしても、まさか次回予告で今回ラストの展開が映っていたとは……女の子も何かを察するかのように、翼の頭を撫でたのが印象的だったところで、また次回。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第22話「じごくマンガみち」

2022-07-31 10:04:10 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第22話「じごくマンガみち」

 ポワトリンめいた仮面……ポワトリン…MOVIE大戦アルティメイタム……うっ、頭が…

 さて人間の感情を学びたいソノザに連れ去られたはるかは、編集長と化した彼のもとで漫画を描き続けていました。「漫画だから」と安易に恋をする登場人物に違和感を覚えないはるかと、リアリティを求めるが故に没にするソノザ。スランプ故になかなかソノザを納得させられる漫画が描けないはるかですが、この経験がはるかに良い影響を与えそうですね。また、自分の漫画が人間と脳人の架け橋になるかもという心構えも立派です。根は真面目だからこそ、ドンブラザーズとして活躍し続けられているのでしょうね。

 そんな時にはるかは椎名ナオキのサイン会に乱入。椎名は劇場版にもチラッと登場していますが、その時も姿を隠したままでした。
 ……でも得意料理ははるかと同じビーフストロガノフで?利き手も左手?……もしかして椎名ナオキと鬼頭はるかは同一人物…?未来のはるかとか?だとすれば、何故自分で自分を盗作扱いしたのかという問題が浮上します。はるかを漫画家ではなくドンブラザーズに専念させるためとか?夏美とみほちゃんのみならず、こちらでも同一人物疑惑が持ち上がってこようとは…

 今回のヒトツ鬼は電磁戦隊メガレンジャー由来の電磁鬼。全てを手に入れたが故の退屈さを味わっている人間が変身した鬼でした。退屈さとは無縁の青春時代を謳歌したい!という想いからの、学園青春メガレンジャー由来の鬼でしょうか?
 そんな電磁鬼と相対したのは、教師で兄弟ファイブマン。はるかの漫画も含め、とにかく学園押しの第22話でした。


 スランプの舞(仮)を踊り続けるはるかを見て、「魔法陣グルグル」のさっぱり妖精を思い出したところで、また次回……え、あの、まだ本編に登場すらしていないのに、トラドラオニタイジンのCM早くない!?と思ったら、公式で既に昨日解禁されていたんですね…でも発売1カ月先だから、もう少し先でも良かったのでは?
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第21話「ごくラーメンどう」

2022-07-24 10:08:51 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第21話「ごくラーメンどう」

 はるかは震え声の天才だと思う(映画を見た後の感想)。

 さて、先代サルブラザー・白井と邂逅した真一。「先代と出会う」となると、普通は先代に戦い方や心構えを教わりそうなものですが、今回は立場が逆。実はこれまでに5,000人もの人々が力を得ながらも、ヒトツ鬼と戦って「ドンブラザーズ」として認められる前に脱落している事実が判明。白井もその一人であり「何故力を得たのに危険なモンスターと戦わなければならないのか。何故無償で戦えるのか」と真一に問いかける側でした。
 しかも白井が行ったことといえばくだらないことばかり。そりゃ松井組の人たちも怒るってもんですよ……

 思えば、これまで真一はちょくちょくサルブラザーの力を人助けに使っていました。それがここで活きてくるとは思いませんでしたし、彼の空想の力が欲望を捨てる、即ちヒトツ鬼にならないための助けになろうとは。
 真一は何故戦えるのか。その答えは……それも空想、想像するべきなのでしょうね。仮に答えを知ったところで、白井が納得する答えとは限りませんし。考えて、想像したその先にこそ、白井が求める答えがあるのでしょう。

 今回登場したヒトツ鬼は侍鬼。「侍戦隊シンケンジャー」に倣い、顔に「死」、更には胸に「邪」の文字があるヒトツ鬼ですね。どことなくシンケンジャーのラスボス・血祭ドウコクを彷彿とさせます。シンケンジャーが選ばれたのは、「空想」を悪くいえば「嘘」になりますし、終盤衝撃の真実を伝えられた家臣たちが、思い悩みながらも「答え」を出したからかな?と思いましたが、公式サイトを見てみると…あ、そういうシンプルな理由でしたか(汗。

 一方ではるかはソノザに捕まり漫画を描かされる羽目になり、次回は因縁深い椎名ナオキも登場。劇場版ともそこそこリンクしていますが、見ていなくてもさほど問題ないレベルかと。


 また、今回は終始闇堕ちしていたジロウは、徐々に自我らしきものが芽生え始めているドンムラサメの哀しみを感じ取っていました。単なる危なっかしい人格かと思いましたが、相手の感情を察したりと、意外と聡い人格なのかもしれませんね。でも、ドンムラサメが自我を持つに至った過程が少々謎なような…
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