氷菓 第22話(最終回)「遠まわりする雛」
素晴らしいっ!!の一言に尽きる最終回でした。読んだ時は「紹介したかったんです」の件では、千反田はもう少し明るい感じだと勝手に思っていましたが、読み直し、見直してみるとこちらの方がしっくり来ますね。最高に美しいとも、可能性に満ちているとも思わない。けれども紹介したい場所がある。自分がどんな場所に住んでいるのか、どこに戻ってくるのかを。もし離れても、自分がいる風景を思い出してもらえるように。
もしかしたら、奉太郎ならここをどう良くしていくか思いつくのでは、とも考えていたのでしょうか。
里志が摩耶花にだけはこだわって良いのか迷っていた気持ちを察した奉太郎。
「やらなくて良いことはやらない」。千反田が選ばなかった方法を、奉太郎が選ぶ事はやらなくても良いことのはず。けれども奉太郎がそう思ったという事は、千反田に対しては省エネ主義など関係なく行動するという事。それが許されるのかどうか。簡単なようで、当人にとっては難しい問題。奉太郎が今後どう迷い、結論を出して行くのか、非常に気になります。まぁ傍から見たら付き合ってるようにしか(略。
そういえば今回、奉太郎は雛の姿をした千反田に見惚れていましたが、私は正直笑ってしまいました。千反田の顔が映る前、頭に飾りがあったじゃないですか。あれに紫の紐?が垂れてましたけど、その紐が目に見えたんです(苦笑。
里志と摩耶花も良い感じのようで。奉太郎が里志に突っかかった事に対しても「うん、聞いた」と摩耶花。この時の奉太郎の反応も、私、気になります。茶化すでも怒るでもなく、ただ事実として受け止めた摩耶花に対してなのか何なのか・・・
そして入須先輩。奉太郎は以前の事件があるので、入須先輩に橋の件について聞かれても「分からない」と濁していましたが、今日の先輩は以前とは違う先輩。ただただ純粋に奉太郎に疑問を投げかけ、奉太郎ならばと期待もしたのでしょうか。決して悪い人ではないと思います。背負っているものが無ければ、彼女とも上手くやっていけるかも。
さて最終回を迎えた氷菓。話数はちょっと少なめですが、全体的に素晴らしい仕上がりになっていたと思います。当初は小説で読んでいた時とイメージが違ったので「うーん」と悩む時もありましたが、今ではしっくり来てます。
推理作品でありつつ、解いた時にスカッとはせず、ちょっと苦さも残る。事件も決して誰かが死んだり、大きな被害が出たり・・・といったような大事ではありませんでしたが、日常(?)に起こった些細な謎を解いていく面白みもありましたね。千反田が気にしなければ、未解決で終わるような謎も多かったでしょう。謎はどこにでもあって、それを気にするかどうか次第。それはやらなくて良いことであっても、気になる人が近くにいれば気にせざるを得なくなる。
「私、気になります!」と毎回のように言っていた千反田。気にするからこそ、色んな事を知っていく。時には知らなくて良い事も知ってしまう。原作から改変した箇所もちらほら見受けられましたが、いずれも良い改変だったと思います。ただ幽霊とチョコレートは原作のままでも結構好きだったり(苦笑。
千反田や摩耶花の可愛さもありましたが、個人的には入須先輩を推しておきたい気持ちも。
高校1年の出来事が詰まったTV放送22話。お疲れ様でした。ありがとうございました!
素晴らしいっ!!の一言に尽きる最終回でした。読んだ時は「紹介したかったんです」の件では、千反田はもう少し明るい感じだと勝手に思っていましたが、読み直し、見直してみるとこちらの方がしっくり来ますね。最高に美しいとも、可能性に満ちているとも思わない。けれども紹介したい場所がある。自分がどんな場所に住んでいるのか、どこに戻ってくるのかを。もし離れても、自分がいる風景を思い出してもらえるように。
もしかしたら、奉太郎ならここをどう良くしていくか思いつくのでは、とも考えていたのでしょうか。
里志が摩耶花にだけはこだわって良いのか迷っていた気持ちを察した奉太郎。
「やらなくて良いことはやらない」。千反田が選ばなかった方法を、奉太郎が選ぶ事はやらなくても良いことのはず。けれども奉太郎がそう思ったという事は、千反田に対しては省エネ主義など関係なく行動するという事。それが許されるのかどうか。簡単なようで、当人にとっては難しい問題。奉太郎が今後どう迷い、結論を出して行くのか、非常に気になります。まぁ傍から見たら付き合ってるようにしか(略。
そういえば今回、奉太郎は雛の姿をした千反田に見惚れていましたが、私は正直笑ってしまいました。千反田の顔が映る前、頭に飾りがあったじゃないですか。あれに紫の紐?が垂れてましたけど、その紐が目に見えたんです(苦笑。
里志と摩耶花も良い感じのようで。奉太郎が里志に突っかかった事に対しても「うん、聞いた」と摩耶花。この時の奉太郎の反応も、私、気になります。茶化すでも怒るでもなく、ただ事実として受け止めた摩耶花に対してなのか何なのか・・・
そして入須先輩。奉太郎は以前の事件があるので、入須先輩に橋の件について聞かれても「分からない」と濁していましたが、今日の先輩は以前とは違う先輩。ただただ純粋に奉太郎に疑問を投げかけ、奉太郎ならばと期待もしたのでしょうか。決して悪い人ではないと思います。背負っているものが無ければ、彼女とも上手くやっていけるかも。
さて最終回を迎えた氷菓。話数はちょっと少なめですが、全体的に素晴らしい仕上がりになっていたと思います。当初は小説で読んでいた時とイメージが違ったので「うーん」と悩む時もありましたが、今ではしっくり来てます。
推理作品でありつつ、解いた時にスカッとはせず、ちょっと苦さも残る。事件も決して誰かが死んだり、大きな被害が出たり・・・といったような大事ではありませんでしたが、日常(?)に起こった些細な謎を解いていく面白みもありましたね。千反田が気にしなければ、未解決で終わるような謎も多かったでしょう。謎はどこにでもあって、それを気にするかどうか次第。それはやらなくて良いことであっても、気になる人が近くにいれば気にせざるを得なくなる。
「私、気になります!」と毎回のように言っていた千反田。気にするからこそ、色んな事を知っていく。時には知らなくて良い事も知ってしまう。原作から改変した箇所もちらほら見受けられましたが、いずれも良い改変だったと思います。ただ幽霊とチョコレートは原作のままでも結構好きだったり(苦笑。
千反田や摩耶花の可愛さもありましたが、個人的には入須先輩を推しておきたい気持ちも。
高校1年の出来事が詰まったTV放送22話。お疲れ様でした。ありがとうございました!