ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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王様戦隊キングオージャー ラクレス王の秘密 第3話(最終話)

2023-07-16 10:28:39 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー ラクレス王の秘密 第3話(最終話)

 さて本編でとある人物の秘密が明かされた後に公開された「ラクレス王の秘密」第3話。今回その人物に注目してみると、確かにアイツっぽいですね……もしやこれまでにも気づけるヒントがあったのでしょうか。

 壁画の謎を解いたベダリアに寄生したシデジーム。オージャカリバーZEROとの交換を条件にラクレスとの交渉に臨みましたが……さすがにシデジーム側も読んでいたようで。それでもかすり傷を与えられるあたり、ラクレスの技量の高さが伺えます。加えてその後の戦闘においてはオージャウェポンを多彩に使用し、シデジームを圧倒する様がカッコよすぎです。
 そして、シデジームへのトドメのシーンがね……敢えて「オオクワガタオージャー」の姿で刺さない点にラクレスの感情がこもっているように思えます。ベダリアの気持ちを勝手に代弁するシデジームに怒りを燃やしつつも、自身もまた今となってはベダリアの気持ちを「はず」と仮定することしか出来ない辛さが表情や声からひしひしと伝わってきます。民の死を前にどこか潤んだ瞳を見せる人物が「民は道具」なんて本心から言い切れるとは到底思えないんだよなぁ……

 更にその後、まさかの伏線が明らかになったほか、「え!?そこに挟まるの!?」的な情報もありつつ、本作は締めくくられました。
 評価すべきは、現時点で放送済みのエピソードに限った話ではありますが「本作を見ていなくても、本編の視聴に影響は出ない」という点ですね。本編側でも「決闘裁判の際、ラクレスが”偶然”ギラの急所を外した」など、ラクレスの行動に疑問を抱ける要素が描かれていたのは好印象です。で、本作を見てもまだラクレスの全貌はわからないものの、より彼への興味や理解を深めることが出来る良い作品でしたね。

 本当、ラクレスって良いキャラしてますよね……一押しはモルフォーニャさんですが、男性の一押しはラクレスかもしれないってぐらいに、ラクレスの今後が気になるところで本作の配信はこれにて終了。ありがとうございました!いつかまた本編で復活してくれることを心待ちにしております。
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王様戦隊キングオージャー 第20話「王と王の決闘」

2023-07-16 10:02:09 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第20話「王と王の決闘」

 「げぇっ!ゴローゲ!(よく戻ってきた!)」いたらいたでうるさい。いなけりゃいないで寂しい。でも味方側ならこれほど頼りになる先導役もいない。なんなん?

 さて前回ギラくんがラクレスに決闘裁判を仕向けたことが、結果的にラクレスに猶予を与えることになり、ラクレスはその間に自身のダメっぷりをうやむやにしてスズメと政略結婚。ラクレスは「義兄上」カグラギにオージャクラウンランスを渡すように迫っていました。オージャクラウンはギラの元からラクレスの元に渡ったそうで。奪った力で勝っても国民は認めてくれないだろうから、あくまでも「現王様」のラクレスを倒すことに意味を感じたんですかね?

 そしていよいよ始まる二度目の決闘裁判。ここで主題歌が流れるの、カッコいいっすね……「邪悪の王」らしく、ラクレスのオージャウェポンを奪って戦うのも良き。にしてもオージャウェポンを盾として使うのって珍しいような?
 そのままの勢いでラクレスを圧倒したギラくんでしたが、ここで思わぬ発言があり、ギラくんが決闘裁判を仕掛けた理由も明らかとなりました。こと、ここに来て邪悪の王になりきれず、ラクレスの弟・ギラになっちゃうあたり、根っこの優しさが伺えますね。

 ですがここから更に予想外の展開が。ドゥーガと比べるととぼけている印象が強めでしたが、お前が犯人だったのか……「とっくに骨になっている」「操られていた気分は最悪」という言動からして、ギラとラクレスが幼い頃、何なら神の怒りの頃から手引きしていたのでしょうか?
 「民は道具」と口にしておきながら、部下の死を受け怒り心頭なラクレス。その怒りはギラとの決闘裁判も忘れて敵に向かおうとするほどでした。ギラに倒される邪悪の王として振舞い続けようとしたけれども、部下の死を前に素が出てしまったようにも思えます。「ラクレス王の秘密」でも「後にシュゴッダム史上最悪の王と呼ばれた」と過去形になっていますから、「一時は最悪の王と呼ばれたが、後に評価が改められた」という意味ではないかと。そして、戦いの末に転落した先は……あー、こりゃ生きてて、「城の鍵」の謎を解き明かすなどのタイミングで復帰してくれそうですね。

 和服ジェラミーとドレスを翻しながら戦うヒメノがカッコよかったところで、また次回。しかし、どうにもギラくん頑張れ!だけじゃなくて、ラクレスは何を想っていたの!?が気になってしまいますね(苦笑。ラクレス王の秘密、第3話の配信は今日から!
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仮面ライダーギーツ 第44話「創世Ⅵ:ネオン、かがやく」

2023-07-16 09:30:52 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第44話「創世Ⅵ:ネオン、かがやく」

 死力を振り絞り愛する娘・祢音を守り切った光聖。そんな彼の目には幼き日の娘の幻影が祢音に被って見えました。あの少女があかりなのか、祢音なのかは分かりませんが、そのどちらにしても大事な愛する娘であることに変わりはないからこそ、目の前にいる祢音を愛おしく抱きしめたのでしょうね。光聖の祢音への愛情がこもった優しい口調や、娘を傷つけようとするものへの荒々しい叫び声などと合わせ、非常に良いシーンでした。
 ここで気になったのは一旦手を引いたベロバです。後々光聖の息の根を止めようとしたのであれば、この状況でもやれたはず。それをしなかったのは、この状況ではどちらの不幸も見られそうになかったから、幸せな家族をまざまざと見せつけられたから、ですかね?

 一方道長は単身景和に会いに行き、「ギーツを信じて、元の世界に戻すんだ!」と彼の説得を試みますが、当然聞く耳など持つはずもなく。
 力で劣るのは理解しているはずなのに、それでも「力ずくでも連れて帰る」と言える道長の精神力よ……それを理解しているからか、初っ端から大技を奮い、更には壁際に追い詰められた際にはリボルブオンで逆転!愛用のゾンビバックル一本で奮闘する様がカッコよすぎる……残念ながら勝つことは叶いませんでしたが、それでもその姿は最高に頼もしかったです。
 そして両親からの愛に気づいた祢音は「鞍馬家の人間」鞍馬祢音として戦線復帰!ギャーゴのIDコアがナーゴに変化したのは英寿の力が関わっているものの、そもそもギャーゴが「祢音の幸せ」を願って生み出された存在だからでしょうね。祢音の幸せを守るために、祢音に戦う力が与えられたのだろうなと。光聖の願い、いわば幻想から生まれた祢音が幻想の力を奮い、ベロバを圧倒する様は魅力的でした。
 にしてもベロバの役者さん、本当に演技上手いっすね…… 苦悶の声が真に迫っていて凄かったです。

 世界平和を願っていた景和が自分自身の世界が平和であることを望み、「自分だけが幸せになれればそれでいいのか」と問われる。
 誰よりもギーツを敵対視していた道長が今となってはギーツの頼もしい仲間。
 本当の愛を欲していた祢音が、知らぬ間に周囲に愛を与えていた。
 他人の不幸を願っていたベロバが、今となっては誰よりも不幸。今回はリボルブオンのように、様々な状況が逆転しているのが感じられました。


 さて、創世の力を宿して無敵かと思われたギーツでしたが、ジット曰く「孤立すれば創世の力は弱まる」とのこと。今回のように信じる者がいればその力が強まる反面、デメリットも存在すると。
 そんなギーツを狙うタイクーン。次回はいよいよギーツVSタイクーン!映画もそろそろ!映画では景和が味方っぽいですが、時間軸はパラレルなのかどうか……
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ひろがるスカイ!プリキュア 第24話「輝く一番星☆エルちゃんの秘密」

2023-07-16 09:01:15 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第24話「輝く一番星☆エルちゃんの秘密」

 晴れてソラちゃんの両親、王様と王妃様を治すキラキラポーションが完成。「ミラーパッドで何か集めていることを察したバッタモンダーが、敢えてランボーグを生み出さずに困惑するプリキュアを見て楽しむ」的な展開も想像しましたが、前回のシャララボーグに加えてそんなことまでされたらねぇ……プリキュアで「ここまでは描写しても良い」ってラインを決めるの、大変そうだなぁ。

 ともあれ二人は無事復活し、エルちゃんとの微笑ましい一時を過ごしていましたが、エルちゃんがプリキュアの真似をすると何やら胸から光が……
 曰くエルちゃんは滅びの運命にあるスカイランドを救う「運命の子」であり、胸に宿るは旅立ちの知らせを告げる運命の光。二人は夜空の一番星から託された「仮初の親」であることが明かされました……星から託された子、という点ではスタプリのフワを思い出しますね。まぁ、スタープリンセスと違って仮初の親、旅立ちの時のことなど、いずれ別れが訪れることを語ってくれるだけマシかなって……(汗。
 しかし仮初であっても二人は間違いなくエルちゃんの親として彼女に愛情を注ぎ、エルちゃんも親を愛する優しい子に育っていました。ここら辺、泣かせに来るなぁ……

 再びエルちゃんを託されたソラちゃんたちは、凱旋パレードの際に晴れ渡る空をエルちゃんに見せるべくプリキュアに変身!しかも技まで使用!以前、人を空港に送り届けた時もそうですが、こういう戦い以外でもプリキュアに変身する描写、良いよね……マリンはともかく(笑。


 仮初の親として選ばれた王と王妃。奇跡のように出会い、今を共に過ごしているましろたち。いずれも血の繋がりは無いものの、互いを本当の家族のように大事に想い、愛情を注いでいる。そしてそれを仮初で終わらせず、これからも共にいたいと願っている気持ちもまた同じ。決意を新たにプリキュアたちの戦いは新たなステージへ!といったところで、また次回。

 今回のプリキュアは7月16日が誕生日のましろ=キュアプリズム!これからも鋭いツッコミに期待しています(笑。
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