第二次大戦前、イギリスが統治していたインドで、政治犯を大砲に詰め込み、発射したことがある。
だが、これは一回で中止、その理由は、処刑者の血糊と肉塊がイギリス人の上に降り注いだからで、着飾ったLadyの白いモスリンのドレスを台無しにしてしまったからである。
これは、当時のアメリカの下院の報告、1920年代のアメリカにはPuritanの精神が生きており、非人道的な植民地支配を糾弾する人々がいたということであろうか。
ともあれ、敵に回すと、これほど厄介な相手はいない、大変な陰謀好きで、しかも、尻尾を出さない、何百年して気づくようなことをする。
そんな彼らが、明治の日本に求めたものは南下するロシアの「番犬」、明治の日本は、この難問を見事にクリアした、いや、あるいは、クリアし過ぎたのかもしれない。