The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

ケルトの魂と一羽の小鳥 5

2009-05-16 05:49:09 | Weblog

 手足を動かすことができない、排尿排便ができない、それどころか自分で呼吸することできない、残った人生を石のように生きていくしかない。

 一生、生命維持装置のお世話にならなければならない。

 ある日、ヒロインはコーチに頼みごとをする、
 「わたし考えていることがあるんですけれど、お願いしてもいい」
 「なんだ、今さら、なんでも言ってくれ」
 「ピータービルドのトランスミッションよりも大きなことでも」
 “Bigger than that,if you want.”
 「おまえが望むならな」

 彼女の目がまっすぐに彼に向けられた、
 「父が愛犬のアクセルにしたみたいに、私を始末してほしいの」
 「そんなことをしたら、おれは、死んでしまうよ」
 “I’ma dyin ever’day.”
 「わたしは、毎日、死んでいるのです」

 排便どころか呼吸もできないで生きている、こんな私の唯一の最後の望みを聞いてくれませんか、究極の問題が突きつけられた。