The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

官僚のジェラシーとバブルの崩壊 下

2014-11-01 00:14:50 | 世界経済
        
 上は、第二議員会館、ちょっと改装したのか、政治について真剣に考えた時期がある、理科系の能力ではムリな点があるようだ。                      

 さて、バブルの全盛時、霞が関の高級官僚と民間の大企業の社員が会った時、絶対に言ってはいけないことがあった、それは、大企業の社員の「サラリーとボーナスの金額」、当時はタイヘンな格差があり、民間はバブル・バブルでカネがうなっており、銀座のホステスのタクシー代に10万円、それどころかクルマを買ってやった、いやいやマンションをどうのこうの・・・

 バブルが冷めた時、
 「おまえにやったプレゼントをかえしてくれ」
 しつこくつきまとったマドギワがいたとか、あの時の不良債権、どうなったんだろう、オリンパスだけではなかったはずだ。

 当時、同じ大学を出て、一方は民間企業、もう一方は中央官庁、官僚コースは給与が決まっておりバブルの恩恵にあずかることはない、だから、民間に対する嫉妬心が鬱積した、それに、いつもそばにいるヒトからやいのやいの、
 「こんなはずじゃあ なかったわ」
 「これじゃあ日本橋の三越で お買い物できないじゃあないの」
 「同窓会になにを着ていけばいいの まさかハダカで行けっていうんじゃあないでしょうね」
 「こんなことなら こんなことなら 三井物産に行ったⅯさんにすればよかった Mさん わたしにプロポーズしたのよ あたし なんておバカさんだったんでしょう うううっー くやしー くやしー 」
 終には、
 「あたしの青春をかえせ あたしの人生をかえせ」
 「うわあー」

 酒でも飲まなけりゃあやってられない、だが、その酒代がない、30年の住宅のローン・・・
 「ころせー ころせー ひとおもいにころしてくれー」
 たまったもんじゃあない、腹が立って腹が立って、これをどこにぶつけてやろうか。

 一度だけ銀座のクラブに招待されたことがある、中流クラス、それでも8人のホステスがいて、いろいろなタイプの美人をそろえていたのだが、吉永小百合のそっくりさん、いるもんだなあー、もっとも、こっちの方が若い、吉永小百合は「キューポラのある街」で熱演したのはいいのだが、この映画に感動して北チョーセンに帰ってしまった、いや、行ってしまった日本人妻が数千名、どうなったのか、零下数十度の冬を越せなかった人も多かったらしい、それなのに、この女優は、未だにきれいごとを並べている、当時の日活が、そういったインテリの溜まりだったとしても、あれから40年、あまりにも成長がなさすぎる。

 銀座のクラブのママさん、たいした器量でない、そして、声がしゃがれている、タバコと酒のせい、それでも、
 「赤坂と六本木にも お店を持っているんだよ」

 このママさんには特技があり、初めての客が出世するかどうかピタリと当てる、出世しそうな男のソバにすわってチヤホヤ、だから、私のソバには来なかった。

 あのバブルのお祭り騒ぎは、大蔵省の金融局長の「銀行の貸し出し禁止」の通達によって没落、猛スピードで走っているクルマに急ブレーキをかけたようなものだ、ある人は、これについて、
 「官僚のジェラシーが 原因だな」

 日本経済、それから、おかしくなった、アベ政権が公務員の給与に配慮するのも、そんな経緯があったからかもしれない。