ヒトラーの絵が千数百万円で落札、繊細な色づかいで奥行きがある、
「これなら 飾ってもいいかな」
朝のテレビで放送されるということは、あるいは、
「時代の流れが 変わったのかもしれない」
ナチス・ドイツは悪で、イギリス・フランス・アメリカは善、この図式がチェーンジ、ドイツは統一国家の成立がおくれ、海外への進出ができなかった、また、近代はおカネの時代で中央銀行(国立銀行)の設立は、
1694 イギリス
1800 フランス
1814 オランダ
ところが、ドイツはオランダの61年後の、
1875 ドイツ
だから、海外に強引に進出しようとすると、中東やアフリカで英仏と衝突、ヨーロッパではソビエトと対立、やがて、第一次大戦、この戦争でドイツは敗けてはいなかったが、ベルリン市民の生活は困窮し、反戦運動の嵐が吹き荒れた、この運動を煽ったのがインテリたちだが・・・
歴史に良いも悪いもない、ただ、「流れ」があるだけだ。
数百万人の失業者を救ったのは、ヒトラーの抜擢したシャハト、シャハトは公共投資で経済を活性化し、ドイツ国民の生活を確保し支える、ここまではいい、だが、次の一手は禁断の一手で、
「その骨子が 戦争経済」
難しい、当時の事情では、どうしようもないところがある。