失われたユダヤの10支族が諏訪に来ていたとすると、どんなルートがあるのか、アブラハムとイサクのエピソードに似た神事が大社の祭礼に受け継がれていた。
国立図書館の分室で江戸時代の信濃の資料を調査したことがあるが、その中に当時のスケッチ、今とはまるで違う、神韻飄々(しんいんひょうひょう)の山河、まるで別世界・別次元、そう旧約聖書の世界のようなのだ。
普通の日に、下社を訪れたことがある、巨木の陰から消えてしまった・消されてしまった少年神があらわれるような気配がした、
「こちらが 本当なのかもしれない」
日本の正統は伊勢神宮ではなく、出雲から諏訪への伝達、かろうじてこの国の真実の情報が伝えられたのではあるまいか。
もし、失われた支族が来ていたとすると、
1、出雲経由
2、ツングース民族経由
3、津軽ルート
4、その他
出雲大社の社殿は、古代には百数十メートルの高さか、これは、あの大洪水の記憶を想起させる、そして、この政権は、大和王朝以前であり、半島とも頻繁に交流している、かなりの情報の伝達があったのかもしれない、だが、いかんせん、
「資料がない」
それは、自然に消滅したのか、消滅させられたのか、それでも、鋭い直観のいくつかがあった、あのE.ケンペルの日本人の一部は、
「バビロニアから来た」
だから、何かがあったんだろう、これは、日本人と言われる人間集団の財産かもしれない。