The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

瀬戸内寂聴と昭和の5人 6

2018-07-13 08:51:53 | 世界経済
 
 日本の現在の仏教教団、
 「それは 世間が見ている通りだろうね」

 世間はどう見ているか、
 「お墓があるから仕方なくつきあっている」
 若い連中は、どんどん離れている、
 「宗教的生命が無くなっている」

 東北を調査していた時、いろいろな疑問を感じ、曹洞宗の寺院をたずねる、すると、
 「今度 町会議員に立候補するんだ それで なんの用かな」
 話しているうちに、この人が、まるでモノを考えていないことに気づく、地方では、それでもリッパな顔役・・・

 電車の中で知りあった地元の人が、
 「それなら 教会の牧師さんが勉強していますよ」
 さっそく電話すると、
 「待っています」

 牧師さんの自宅には二つの図書室があり、ひとっはキリスト教、もう一つは、民俗学・日本歴史・人類学・・・
 「ニッポンのコトに興味を持ったのは」
 うれしそうに話し始めた、
 「とても熱心なおばあさん ええ クリスチャンです その方が亡くなると気
    なんまんだぶ 
    なっまんだぶ・・・
 ちょっとモンダイになりました」
 「アーメンというべきではないか」

 「ところが わたし たおれて酸素吸入 ふーと楽になった おもわず  
    ゴクラク ゴクラク・・・  
  わたしは人間存在の 奥の深さを知ったのです それ以来 こうした勉強をつづけているのです」

 たいへんによろこばれた、
 「こんな話しをするのは 何年ぶりです」
 「ああ 今日は 楽しい」
 「なんて楽しいんでしょう」

 意外な出会dい、
 「僧あるところに僧なく 僧なきところに僧あり これが人生なんだな」