男と女
2010-07-03 | 洋画
男と女 ☆☆
Un homme et une femme
1966 フランス、カラー、横長サイズ
監督・脚本:クロード・ルルーシュ、
脚本:ピエール・ユイッテルヘーヴェン
出演:アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン
粗い画面の中、
テスト・コースを疾走するレースカーとF1、
走行前の車両の爆音、
ルマンを走りぬけるムスタングのエンジンの唸り、
モンテカルロ・ラリーの夜道、
雪道を走り抜けるラリーカー。
カーレーサーが主人公の1人でジャン・ルイ・トランティニャン。
映画のスクリプターが女主人公でアヌーク・エーメ。
ラリーのナビゲータとスクリプターが同じだという趣旨で、
両方のカットが交互に繰り返すシーンがあったりして、
それが恋愛の高まりを表現するようにできている。
2人の子供が出て来て、その仲の良さは、
それぞれの両親の恋愛に重ねられていて、
この映画の恋愛の甘さを出す甘味料になっている。
4人の歩く海岸のシーンは印象的だった。
全体に物語は少なくて、イメージと音で作られている。
エンジンの爆音、ベッドのシーツの音、ラジオのアナウンサーの語り、
様々な音が効果的に使われている。
低予算映画らしく、音楽の録音の音質が良くないと感じたが、
その音楽と効果音とが良くマッチして、
逆に音質の悪いことが効果的だったかも知れない。
どの映像も構図が美しく画面も美しかったけれども、
音質と同様に画質は良くなかった。
これがこの映画の特質だと思った。
ベッドシーンではやけに音の大きいシーツの音に、
かすかな風の音が重ねられているような感じた。
そら耳かも知れないけれど、
この恋愛の微妙な隙間を表現しているように思った。
Wikiによるとテスト・コースのレース・カーはフォードのT40というものらしい。
10.06.19 シネコン映画館(午前十時の映画祭)
Un homme et une femme
1966 フランス、カラー、横長サイズ
監督・脚本:クロード・ルルーシュ、
脚本:ピエール・ユイッテルヘーヴェン
出演:アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン
粗い画面の中、
テスト・コースを疾走するレースカーとF1、
走行前の車両の爆音、
ルマンを走りぬけるムスタングのエンジンの唸り、
モンテカルロ・ラリーの夜道、
雪道を走り抜けるラリーカー。
カーレーサーが主人公の1人でジャン・ルイ・トランティニャン。
映画のスクリプターが女主人公でアヌーク・エーメ。
ラリーのナビゲータとスクリプターが同じだという趣旨で、
両方のカットが交互に繰り返すシーンがあったりして、
それが恋愛の高まりを表現するようにできている。
2人の子供が出て来て、その仲の良さは、
それぞれの両親の恋愛に重ねられていて、
この映画の恋愛の甘さを出す甘味料になっている。
4人の歩く海岸のシーンは印象的だった。
全体に物語は少なくて、イメージと音で作られている。
エンジンの爆音、ベッドのシーツの音、ラジオのアナウンサーの語り、
様々な音が効果的に使われている。
低予算映画らしく、音楽の録音の音質が良くないと感じたが、
その音楽と効果音とが良くマッチして、
逆に音質の悪いことが効果的だったかも知れない。
どの映像も構図が美しく画面も美しかったけれども、
音質と同様に画質は良くなかった。
これがこの映画の特質だと思った。
ベッドシーンではやけに音の大きいシーツの音に、
かすかな風の音が重ねられているような感じた。
そら耳かも知れないけれど、
この恋愛の微妙な隙間を表現しているように思った。
Wikiによるとテスト・コースのレース・カーはフォードのT40というものらしい。
10.06.19 シネコン映画館(午前十時の映画祭)