二銭銅貨

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椿姫/新国立劇場バレエ09-10

2010-07-19 | バレエ
椿姫/新国立劇場バレエ09-10

振付:牧阿佐美、指揮:エルマノ・フローリオ
曲:エクトール・ベルリオーズ、編曲:エルマノ・フローリオ
演奏:東京フィル
出演:マルグリッド:堀口純、アルマン:山本孝之
   デュバル卿(アルマンの父):森田健太郎、伯爵:輪島拓也
   プリュダンス:厚木三杏、ガストン:冨川祐樹

役名は原作通りだがストーリーはヴェルディの椿姫を踏襲したものだった。オペラを知っていると分かりやすい構成だった。

1幕目と2幕目の冒頭の群舞が印象的。とりどりの渋い色合いの豪華な舞踏会衣装の女性達がリフトでスーッと上にあがり、フワーっと広がるスカートの広がりのユニゾンが良く合っていて、空間的な拡がりを感じる大きな舞踏だった。舞踏会の楽しさ、ワクワクが良く表現されている。

2幕目の舞踏会でのジプシーの踊りの女性側は寺島ひろみでキビキビとした印象。4人の女性が踊るチャルダッシュも元気の良いバリエーションに富んだ踊り。2人の女性と1の男性の組で踊るタランテラも明るく元気良く楽しかった。

舞台装置は控えめだけれども衣装が楽しく、また、照明による情景描写、心理描写は適切に良く出来ていてこれも楽しかった。

主役の堀口純は真面目に一所懸命な感じ、山本孝之は活発で元気良かった。

演出はオペラでの演出を参考にしている故か、安定感があって手堅い感じだった。もの珍しさは無いけれども落ち着いていて良い。

メヌエットという踊りもあって、これやチャルダッシュ、タランテラは踊曲の名称。

10.07.04 新国立劇場
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