二銭銅貨

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15国立劇場11月/神霊矢口渡/歌舞伎

2015-12-07 | 歌舞伎・文楽
15国立劇場11月/神霊矢口渡/歌舞伎

神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
東海道焼餅坂の場
由良兵庫之助新邸の場
生麦村道念庵室の場
頓兵衛住家の場

由良兵庫之助:吉右衛門、頓兵衛:歌六、南瀬六郎:又五郎
義峯:歌昇、六蔵:種之助、うてな:米吉、道念:橘三郎  
犬伏官蔵:桂三、竹沢監物/義興の霊:錦之助
筑波御前/お舟:芝雀、湊:東蔵

頓兵衛住家の場の最後では舞台が大きく回転して上手より頓兵衛の船、中央から義興の霊が現れて矢で頓兵衛を射殺す。ダイナミックで3
D的な演出だった。

芝雀はお姫様な筑波御前と気丈なお舟を演じ分けた。吉右衛門は落ちついいてしっかりと大きな芝居。歌六の頓兵衛は大振りでまじめな感じ。又五郎の南瀬六郎と歌昇の義峯は堅いまじめな感じ。種之助の六蔵はきびきびしていて面白く、のびのびとコミカルな芝居をやっていて凄く楽しかった。

歌舞伎のエッセンスを多様に取り入れたオタクっぽい演目で、やや地味。生麦村道念庵室の場以外は義太夫が多い。由良邸の最初は御簾内で、その後の出語りは竹本葵太夫と鶴澤宏太郎。良かった。

15.11.15 国立劇場
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