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史記列伝、世家/司馬遷(小川環樹,今鷹真,福島吉彦訳)

2015-12-10 | 読書ノート
史記列伝、世家/司馬遷(小川環樹,今鷹真,福島吉彦訳)

岩波文庫

長い。脚注までしっかり読んでいるとなかなか読み進まない。途中で脚注を読むのはやめた。

今も昔も人は変わらない。文明文化や社会組織は進歩したけれど、人間はちっとも進歩していない。司馬遷が今に生きていたならば、も一度同じような史記を書いたかも。

巧言令色、無為無能、悪徳や非道のものを採用し、有能な人間を使い捨てにする世の中を憂える内容のものが多く、印象に残った。司馬遷自身の挫折経験の投影らしい。このような挫折があっても司馬遷のような仕事が残せるということは素晴らしいことだと思う。

15.11.28
コメント
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