二銭銅貨

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ウェルテル/新国立劇場15-16

2016-04-23 | オペラ
ウェルテル/新国立劇場15-16

作曲:マスネ
指揮:エマニュエル・プラッソン、演出:ニコラ・ジョエル
美術:エマニュエル・ファーヴル、衣裳:カティア・デュフロ
演奏:東フィル
出演:
ウェルテル:ディミトリー・コルチャック
シャルロット:エレーナ・マクシモワ
アルベール:アドリアン・エレート、ソフィー:砂川涼子
大法官:久保田真澄、シュミット:村上公太、ジョアン:森口賢二

マクシモワは声の低い本格的なメゾで、良く響いて声量がある。なぜこのオペラがメゾなのかが良く分かる声だった。情熱的なウェルテルに対して冷静なシャルロットという構図。コルチャックは情熱的で美しい声で、声量と迫力がある。エレートは落ち着いて冷静なバリトン。声は優しい。砂川は美しい声量のある良く通る声。

美術は欧風の石作りを思わせる大きな本格的なものだった。室外や室内を各幕ごとに変えるセットで豪華だった。分厚い石の壁が、ウェルテルとシャルロットの間を暗示していると感じさせた。衣装も豪華でオーソドックス。

演奏は迫力があったように思う。指揮に予定されていたミシェル・プラッソンは右腕骨折のため、息子のエマニュエルが交代した。

16.04.03 新国立劇場、オペラパレス
コメント
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