二銭銅貨

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家族

2010-02-01 | 邦画
家族 ☆☆
1970.10.24 松竹、カラー、横長サイズ
監督・脚本:山田洋次、脚本:宮崎晃
出演:倍賞千恵子、井川比佐志、木下剛志、瀬尾千亜紀、笠智衆

くっきりとした青い空に、
もくもくとした白い雲、
地の草の青々とした青春の緑、
6月の北海道の色。
飛び跳ねるように、
桜色をした倍賞千恵子は、
ちょと前の不幸を忘れているわけではないけれども、
とても元気が良い。

能天気でチャレンジングで、
ちょっとカリカリした井川比佐志。
意思が強くて、
元気印の倍賞千恵子。
2人とも前向きだ。
しぶとい爺さんが笠智衆。
木下剛志、瀬尾千亜紀は子役。

高度成長期の日本を舞台にしたロード・ムービーで、ロケ現場での騒音込みの録音、街の雑踏をそのまんま撮影というような、ちょっとドキュメンタリ・タッチというか、家族の記念撮影的演出だった。

長旅は疲れる。本人はもとより、幼児、年寄りには特に気を付けないといけない。すぐ病気する。余裕のあるスケジュールと余裕のある資金と、仮にタイトなスケジュールでもすぐに計画変更できるようなプランが必要です。それでも倍賞千恵子の、家族で北海道へ行くという決意は素晴らしいです。それが、この映画のすべてだと思うし、この2人の決断はそうあるべき判断だったと思います。

10.01.30 NFC

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