マノンレスコー/ローマ2014
作曲:プッチーニ
指揮:Riccardo Muti
演出:Chiara Muti
合唱指揮:Roberto Gabbiani
美術:Carlo Centolavigna
衣裳:Alessandro Lai
照明:Vincent Longuemare
演奏:TEATRO DELL’OPERA
出演:
マノン:Anna Netrebko
デグリュー:Yusif Eyvazov
レスコー;Giorgio Caoduro
砂漠。出だしから砂漠。各場面ずーっと砂漠で、砂漠を背景に各場面のセットが配置されている。マノンレスコーの生涯の殺伐を砂漠で表現したんじゃないかと思う。すこしけだるくアンニュイな無常無我無感覚な雰囲気を出したかったんじゃないかと思う。ミケランジェロ・アントニオーニの「赤い砂漠」を連想した。これに対して音楽は重厚で粘りがある艶やかな音。アンナの太い強力で豪華な声とも良くあっていた。Yusif EyvazovとGiorgio Caoduroにも迫力があって強力な演奏に良くアンサブルしていた。カーテンコールではアンナに絶大な声援があり、みんなアンナが好きなんだと思った。
演奏と演出はミスマッチだったかも知れないが、面白いと感じた。美術はほとんど彩度のない枯れた感じの色合いに統一されていて興味深かったが、もう少し部分的に、アクセントとしてねっとりとした感じの例えば深緑とかを使うとムーティの音楽により良く調和したかも知れない。
面白い演出が印象に残った。この演出はムーティの娘のキアラ。間奏曲は全4幕の中間、2幕目と3幕目の間。良かった。体調が悪くてイマイチの鑑賞だったけれど、これは良く聴けた。
日経22.12.27の「私の履歴書」リッカルド・ムーティ編、26回「家族」の欄に、”キアラは女優をめざし、私が 尊敬する演出家、ジョルジョ・ストレーレルが創設したミラノの小劇場ピッコロ・テアトロ付属の演劇学校に進んだ。キアラは数々の舞台経験を経た後、いまでは演出家として活躍している。2014年にローマ歌劇場で彼女とプッチーニ「マノン・レスコー」を共演した。彼女が演出したこの作品は18年のローマ歌劇場日本公演でも上演された。”とある。
14.03.06 ローマ歌劇場
作曲:プッチーニ
指揮:Riccardo Muti
演出:Chiara Muti
合唱指揮:Roberto Gabbiani
美術:Carlo Centolavigna
衣裳:Alessandro Lai
照明:Vincent Longuemare
演奏:TEATRO DELL’OPERA
出演:
マノン:Anna Netrebko
デグリュー:Yusif Eyvazov
レスコー;Giorgio Caoduro
砂漠。出だしから砂漠。各場面ずーっと砂漠で、砂漠を背景に各場面のセットが配置されている。マノンレスコーの生涯の殺伐を砂漠で表現したんじゃないかと思う。すこしけだるくアンニュイな無常無我無感覚な雰囲気を出したかったんじゃないかと思う。ミケランジェロ・アントニオーニの「赤い砂漠」を連想した。これに対して音楽は重厚で粘りがある艶やかな音。アンナの太い強力で豪華な声とも良くあっていた。Yusif EyvazovとGiorgio Caoduroにも迫力があって強力な演奏に良くアンサブルしていた。カーテンコールではアンナに絶大な声援があり、みんなアンナが好きなんだと思った。
演奏と演出はミスマッチだったかも知れないが、面白いと感じた。美術はほとんど彩度のない枯れた感じの色合いに統一されていて興味深かったが、もう少し部分的に、アクセントとしてねっとりとした感じの例えば深緑とかを使うとムーティの音楽により良く調和したかも知れない。
面白い演出が印象に残った。この演出はムーティの娘のキアラ。間奏曲は全4幕の中間、2幕目と3幕目の間。良かった。体調が悪くてイマイチの鑑賞だったけれど、これは良く聴けた。
日経22.12.27の「私の履歴書」リッカルド・ムーティ編、26回「家族」の欄に、”キアラは女優をめざし、私が 尊敬する演出家、ジョルジョ・ストレーレルが創設したミラノの小劇場ピッコロ・テアトロ付属の演劇学校に進んだ。キアラは数々の舞台経験を経た後、いまでは演出家として活躍している。2014年にローマ歌劇場で彼女とプッチーニ「マノン・レスコー」を共演した。彼女が演出したこの作品は18年のローマ歌劇場日本公演でも上演された。”とある。
14.03.06 ローマ歌劇場
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