或る夜の殿様 ☆☆☆
1946.07.11 東宝、白黒、普通サイズ
監督:衣笠貞之助、脚本:小国英雄
出演:長谷川一夫、山田五十鈴、進藤英太郎、飯田蝶子、高峰秀子
大河内伝次郎、志村喬
浮世絵の美人画から、
そのまま出て来たような山田五十鈴は、
おみつで、
それはそのまま野崎村のおみつのようであった。
物語は全く異なるけれど役どころとしては、
高峰秀子がお染め、
長谷川一夫が久松。
明るく活発な元気印のおみつを山田五十鈴が所狭しと演じていて楽しい喜劇。役者がそろって芝居が豪華。骨格のしっかりした脚本。戦後間もなくにしては出来のいい美術。飯田蝶子の下品さが高度だ。それに志村喬と進藤英太郎の2人が、負けじと品性の無さをぶつけあう。
母性をくすぐる書生の長谷川一夫、
美青年だし、
一目惚れの山田五十鈴は気持ちがどうにもならない。
貯金通帳も何もかも、
すべてあらゆるものを投げ出して、
彼を助けてあげたい。
面倒をみたい。
総てをあげたい。
強いおみつの気持ち。
窓ガラスにじっと額を打ち付けて、
つらい気持ちを、
悲しい気持ちを、
辛抱する、
おみつ。
長谷川一夫のほほの傷がすこし見えるが、ほとんど気にならない。いい役者だと思う。
09.12.20 神保町シアター
1946.07.11 東宝、白黒、普通サイズ
監督:衣笠貞之助、脚本:小国英雄
出演:長谷川一夫、山田五十鈴、進藤英太郎、飯田蝶子、高峰秀子
大河内伝次郎、志村喬
浮世絵の美人画から、
そのまま出て来たような山田五十鈴は、
おみつで、
それはそのまま野崎村のおみつのようであった。
物語は全く異なるけれど役どころとしては、
高峰秀子がお染め、
長谷川一夫が久松。
明るく活発な元気印のおみつを山田五十鈴が所狭しと演じていて楽しい喜劇。役者がそろって芝居が豪華。骨格のしっかりした脚本。戦後間もなくにしては出来のいい美術。飯田蝶子の下品さが高度だ。それに志村喬と進藤英太郎の2人が、負けじと品性の無さをぶつけあう。
母性をくすぐる書生の長谷川一夫、
美青年だし、
一目惚れの山田五十鈴は気持ちがどうにもならない。
貯金通帳も何もかも、
すべてあらゆるものを投げ出して、
彼を助けてあげたい。
面倒をみたい。
総てをあげたい。
強いおみつの気持ち。
窓ガラスにじっと額を打ち付けて、
つらい気持ちを、
悲しい気持ちを、
辛抱する、
おみつ。
長谷川一夫のほほの傷がすこし見えるが、ほとんど気にならない。いい役者だと思う。
09.12.20 神保町シアター
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