Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

MCフォノイコライザーの音質対策

2011年10月31日 | ピュアオーディオ

先週入手したMCフォノイコライザーの、ベンチマーク確認を一通り確認しましたので次のステップに移っています。現状での不具合点は以下の点です。

1)音数が足りない。・・・内部配線の質と半田材の質(伝送ロス)

2)音圧が低い。・・・内部配線を銀線化する事で20%以上の改善を見込む。

3)周波数特性・・・低域側には不満がないが高域側は伸びていない。・・・(伝送ロス対策)

Blog2_008

上の写真が入手時点のオリジナルな状態です。
音質には「ヒラメキ」の有る部分が有って、メーカー製にはない「質感」が出せそうな予感がします。

Mceq1

まずは「電源ライン」から手を付け始めています。入力配線や基板への配線、基板の半田付けのやり直しをしています。

Mceq2

増幅部分も同じように、半田材の交換と内部配線の交換をしています。OUTPUTのRCAソケットはフルテック製に交換しましたが、入力側は部品が間に合いませんでしたのでそのままにしています。

これで行けるかどうかは判りません。ノイズとの戦いになると思っています。


新しい機器を導入した時は・・・

2011年10月30日 | ピュアオーディオ

新しい機器やSP、ケーブルを購入した時の嬉しさは、誰も「ワクワク・ドキドキ」しているモノだと思う。かく云う私もその一人です。「どんな音質か?」、「どんな音色か?」、「どんな音の拡がり方をするのか?」等、「サウンドの変化」を聴き逃すまいと神経を集中しているものです。

「第一声」が良い場合は、案外とすんなりと導入の喜びを味わえますが、逆に「今一」の場合は「落胆」は隠せません。しかし、私はこの場面でも過度な期待は持たない様にしています。

新品で有れ中古で有れそれらは、「眠っていた機器」ですので直ぐには目覚めません。「目覚め」させるのに約1ヶ月、「活性化」させるには約半年~1年は見ておかないといけません。少なくとも「目覚め」させる所まで行かないと「良否」の判断は出来ません。

CDP、アンプやSPの場合はだいたい繋いだ直ぐは「ぼんやり」したサウンドになり易いです。これは接続したケーブル類のソケットとプラグが馴染むのに必要な時間です。最低でも累計5時間は必要だと思っています。その後徐々に性能の片鱗を見せ始めますが、それを「本領発揮」と思っては行けないと思っています。まだまだ先は長いのです。

性能の高い機器程、「活性化」の時間が長くかかる傾向にあると経験的に学んでいます。大体のストーリーは、「ボンヤリ」→「やや明瞭」→「バランスを壊す」(苦行)→「バランスが元に戻り始める」→「活性化が本格化」→「本領発揮」と云う流れになると思います。

例えばSPを新品の機器に交換した場合は、「約1年かけて活性化させる」ぐらいに考えていた方が良いです。その間にSPのセッティングを詰めて置くべきです。「音を濁らせない事」がキーポイントです。部屋鳴りが出ている場合は「ハウリングマージン」を取らないと先に進めません。ケーブル類は初めはあまり性能が高いモノより、1~2段落ちしたケーブルで鳴らし始めるのが「活性化」期間を短く出来ます。そのケーブルで「活性化」したと判断してから高性能のケーブルにグレードを上げて行きますと、更に上の次元のサウンドを体験できるようになると思います。こうやって少しづつ「馴らして行く」のも一つの手です。

何事も一足飛びには行かないものです。この「活性化」の時に重要なのが「使用頻度」です。毎日2時間ほどは最低使ってやらないと活性化が進みません。1回(5時間)/週と云った使い方(まとめ聴き)では「毎回初期化」している様なもので、眠っている間にケーブルのプラグ・ソケット部分に酸化膜が載って、それを「取り払った」を繰り返している様なものです。

新しい機器の「活性化」のキーワードは「使用頻度」です。これが少ないと「本領発揮」は「道はるか」です。維持管理についても同じことが言えます。


RCA箱システムは「苦行」の真っ最中

2011年10月29日 | ピュアオーディオ

RCA箱システムのチャンネルデバイダーのF-15Lを修理に出しましたので、現在UREI#525を使っています。まだこのチャンデバは「活性化/活眼」していません。

Rcabox1

F-15Lも活性化させるのに2ヶ月ほどを要しました。5月に使い始めて7月に「活眼」しました。#525チャンデバは扱い易いのですが、まだ使い始めたばかりですので「ふん詰まって」います。音がこもった様な鳴り方です。こればかりは打つ手が有りませんので、このまま辛抱強く使い続けて活性化させるしか有りません。

せっかくアンプも入れ替えて、チューナーも入れてオーディオライフを楽しもうとしていたのですが、そうは簡単には楽しませてはくれません。


ペルセウス+シリウスSPのインプレ

2011年10月28日 | ピュアオーディオ

お客様から「ペルセウス×2セット・シリウスSP」の1stインプレが届きましたのでご紹介します。お客様はタンノイ カンタベリー15をお使いです。

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お世話になります。Nです。

ケーブルは10月22日に受け取りました。その日の夜にはケーブルを交換してそれから毎日帰宅後に二時間から三時間聴いております 

 遅い時間の為ボリュームを上げる事は出来ませんしまだ接続したばかり、と言う状態ではありますが、かなり違う!と感じております 

ブログに「ヌケ」「キレ」「情報量」「前に出てくる」、そう言った言葉が良く出てきますがその意味がよくわかりました。 

音がぎっしり詰まって出て来ている様に感じられ
、余韻がとても綺麗に再現されます。これはたまりません。 

まだ接続して間もないですからこれから楽しい??「苦行」がはじまるのでしょうし、なじんだその先には素晴らしい再生をしてくれるのでしょう。 

まだ電源ケーブルはオリジナルのままです。これの交換もしていきたいと考えていますし、もう一セットオーディオ装置がありますから、そのうちそちらのケーブルも相談にのって頂きたいと思っています。 

これからもどうぞ宜しくお願いいたします

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自作品MCフォノイコライザーの性能

2011年10月27日 | ピュアオーディオ

昨日入荷しましたMCフォノイコライザーの「活性化」の為に、電源ケーブルにシルバースターシリーズのアルタイル電源ケーブルを使っています。この電源ケーブルと信号ラインはIN側がスターシリーズ、OUT側にゴールドスターシリーズのフォノケーブルをセットしています。

Mc2

昨日2時間ほど音出しをして馴染ませていますが、非常に好ましいサウンドです。何も手を入れなくてもこの時点でAD-290VやAD-2810の音質を越えています。非常にシャープな質感で「カチッ」と引き締まっています。周波数帯域もかなり広いです。分解能も非常に良さそうです。

しばらくは「活性化」させる為に鳴らし込みに専念しますが、「改造素材」としては申し分ない音質を持っています。既に何処と何処をどのようにしたら良いか?は判っていますので、数段上のサウンドになると推測しています。


自作品MC-フォノイコライザー

2011年10月26日 | ピュアオーディオ

フォノイコライザーはプリアンプにアキュフェーズC-290を使っていますのでAD-290V、AD-2810も持っています。他にもオーディオクラフトのフォノイコも有ります。以前使っていたC-220に比べAD-290VやAD-2810は性能が大幅にダウンしている様に思います。

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今日は「自作品MCフォノイコライザー」を入手しました。自分なりに理想的な「フォノイコの形態は?」と考えていて、ほぼ理想に近い形態のものに出会えました。

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入出力は非常にシンプル、内部のパーツには高級パーツ・・・と云うのが理想でした。今回のMC-フォノイコはほぼ私が求めていた条件に入ります。素材と云う意味で・・・。

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まったくの手作り品で、パーツの選択、作りはハイアマチュアかプロが作ったと思われます。抵抗器は理研、コンデンサーはブラックゲート、トランスはタンゴとほぼ満足行くパーツが使われています。

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早速オリンパスシステムに繋いで「音出し確認」をしています。繋いだ直ぐは「ぼんやりしたサウンド」でしたが、鳴らし込むに付けて音のキレやヌケ・ノビが出て来ています。ノイズは皆無です。これだけでも素晴らしいと思います。しばらくはこのまま鳴らし込んで、この個体の性能を掴みたいと思います。その間に交換パーツの準備をして置きたいと思います。


FMアンテナの設置完了

2011年10月26日 | ピュアオーディオ

昨日組み上げましたFMアンテナ (SONY ルービックアンテナ)を天井から吊り下げて設置を完了しました。

An391

電波の受信状況を確認してからの設置になりますが、RCA箱システムのRchSPの上になりました。

St4950

受信レベルは前の室内アンテナ(AN-300)から少し上がりましたが、出てくる音は「別物」くらいに音質が上がっています。殆どノイズレスになりましたので音量も上げられます。CDとの音質差がないばかりか、むしろFM放送の方が自然な感じがします。今回のアンテナの変更は大成功でした。聴ける局がNHK-FM(福岡)かFM福岡くらいしか有りませんので、チューナーはこれくらいにして置きたいと思います。


以前から探していたアンテナが入荷

2011年10月25日 | ピュアオーディオ

以前から探していましたが、なかなか手に入らなかったアンテナが手に入りました。SONY ルービックアンテナAN39です。外箱は傷んでいましたがNOS品です。ネットラジオの時代に何も好き好んで40年前のシステムを作る必要もないのですが安心感が有ります。

Sony_an300

40年前、SONY ST-5150を購入して使っていた時に組み合わせたアンテナで、愛知県にいましたのでFM愛知を良く聴いていました。

室内アンテナのAN-300に比べますとはるかに受信感度が高いです。もっともそれなりに大きくなりますが・・・。RCA箱システムではチャンデバをF-15LからUREI#525に交換した関係で音質ダウンしています。眠っていた機器なので「起こして活性化」してやらなければなりません。その為には「聴き続ける」事が必要で、FM放送が使えますと随分と楽になります。RCA箱システムを置いている部屋は北側に大きな家が有りますので家の陰になります。室内アンテナのAN-300ではノイズが出て聴き辛い状況でした。殆どノイズを気にしないで聴けるようになります。

ルービックアンテナは室内でも使えますので、明日天井からつりさげる予定です。


GE6550Appアンプの音出し確認

2011年10月25日 | ピュアオーディオ

先週木曜日(20日)に受け取りに行ったGE6550Appアンプの、音出し確認をしていない事に気付いて本日実施しています。

6550pp1

当該アンプは上の写真のステンレスシャーシのアンプになります。6L6pp(KT66pp)から6550pp(KT88pp)に出力管の変更をしています。

6550pp1_2

モニターSPにはテレフンケンRB46を使っています。ソースはipodnano、プリはCX-1の組み合わせです。

6550pp2

予想以上に音の広がりが有りゆとりが有ります。出力管の変更は良い方向に行ったと思います。まだ内部配線が「ブルースーナー」の状態ですので、トランジスターアンプで云えば¥100万円クラスの音質と思います。これを「銀線化」しますと更に上のクラスの音質を獲得できると思います。


JBL #375 で音が飛んで来ない???

2011年10月24日 | ピュアオーディオ

JBLの#375コンプレッションドライバーを使ったシステムを3セット鳴らしています。それぞれ組み合わせているホーンはHL88,89,90になります。

私のシステムのサウンドは「特殊なサウンド」だと思います。中高音が「飛んで」来ません。一般市販のSPから出てくるサウンドの傾向とはまったく異なります。JBL#375を使った事の有る方なら直ぐに判ると思いますが、「音が飛んでくる」事を、抑え込まない方法で抑えています。チャンデバのボリュームは全開でアッテネーターも使っていません。

この方法で最初に出した時は非常に困惑しました。音が飛んでくる方が正解なのか?それとも「飛んで来ない」このサウンドが正解なのか?・・・何度も取り付けては取り外しを繰り返しました。その結果、「飛んで来ない音」の方を選択しました。

#375ユニットに「あるユニット」を組み合わせるか?しないか?でこのサウンドの変化が出て来ます。採用した理由は、「音数が飛躍的に増える」点と「聴き易さ」の点です。375の音数の多さや歯切れの良いサウンドはそのままに、「飛んでくる音」を抑えています。これはやって見ないと理解できないと思います。

その方法とは、「ユニットのパラレル化」です。中音に#375 1個ではなく他のユニットを組み合わせて使う事です。こうする事で1個のユニットにかかる「圧力」を下げます。分解能には関係なく「飛んでくる音」が減少します。

これは他のコンプレッションドライバーにも応用できます。ただ組み合わせるユニットを選ぶ必要が有ります。組み合わせるユニットで性能や音色・音数等が変化して来ます。試して見られると面白いと思います。ただ極性を間違わない事やショートさせない様に注意が必要です。